- 海外には飲み会ってあるの?
- 日本の飲み会との違いは?
- 国によって雰囲気はどう違う?
海外からの旅行客も増えてきて、赤提灯に灯りが点いた店を除くと多様な国の人が食事を楽しんでいる光景を目にする機会が多くなりました。
海外の人にとっては日本の居酒屋は珍しいそうで、観光スポットの一つになってるらしいです。
では、日本人から見た海外の飲み会ってどんな感じなのか。
飲み会 = 会食
と定義して、海外の飲み会事情を思い出していきます。
私が現地の人と会食した経験がある国はこんな感じです。
- インドネシア
- オーストラリア
- 中国
- マレーシア
フィリピンやインドなど、他の国でも経験はありますが、回数少なめなんで語れるほどでもねーなということで当記事では、上の4カ国について書いてます。
全部仕事で行っているので、観光地的な雰囲気ではなく現地の一般的なスタイルの飲み会の経験になります。
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海外出張の準備から滞在中まで、押さえておきたいポイントを下記にまとめています。海外出張が不慣れだという人のお役に立てれば幸いです。
海外に飲み会はあるのか?
飲み会 = 酒を飲むと限定するのであれば、無い国はあります。
宗教的な理由だったり、その国や地域の気質だったり、そもそも酒を飲む習慣がないところがあるので。
飲み会 = 会食や軽食もありと定義するのであれば、少なくとも私が行ったことのある国ではどこでもありました。
私の感想としては、海外の方が日本以上に食事を楽しむということを重要視していると感じる場面が多かったです。
なので、会社や友人とコミュニケーションを取る場として、会食は一般的なことだったと感じます。
日本の飲み会との違い
社内と社外の2パターンに分けます。
それぞれ日本と違うなーというポイントが違うので。
○社内の場合
社内で催す飲み会への参加する、しないの自由度は高かったです。
最近の日本の飲み会も強制しないって感じにはなってきてますが、そうは言っても上司や先輩からの誘いは断りづらいってのが私の印象。
その辺りは、日本よりもプライベートを尊重していて家族や自分の時間を重要視する環境でした。
頻度に関しては日本と変わらんかなーという印象です。
社内の人と会食するのが好きな人もちゃんといて、そういう人たちは頻繁に何かしらの理由をつけて会食を開いてました。
全員好きで来ているので和気藹々とした会食だったのを覚えています。
よく海外では食事の場で仕事の話をしないと聞きますが、普通に仕事の話してました。
ただ、いつまでも仕事の話でクダ巻く感じではなく、家族や共通の趣味の話とかと一緒で、話題の一つ程度の感覚です。
私は好きな人側だったので、頻繁にみんなと食事に行っていました。
○社外の場合
海外での社外の飲み会は、私の場合はどっちかが海外出張で来てるって状況です。
なので、飲み会ってよりも会食という属性が強くなるので、パブに行くって感じではなくレストランで食事って感じになります。
んで、その中身ですが、日本の接待と大差ないです。
お互い遊びに来たわけじゃないので、必然的に商談の続きだったり業界の情勢だったりになります。
ちょこっとお互いのプライベートの話とかをするくらいなので、ほぼ日本の接待と変わんないです。
日本との違いを強いてあげるなら、中国以外ではお酌はなかったってことくらいです。
国ごとの飲み会文化の特徴
私の滞在期間が特に長く飲み会(会食)の経験が多い国はこんな感じです。
- インドネシア
- オーストラリア
- 中国
- マレーシア
当時の私の業種的に地方しか行ったことないです。
都市部に行くとレストランやパブとか豊富にあるので、また違う雰囲気かもしれません。
インドネシア

イスラム教を信仰している人が大多数を占めていることもあって、現地の人は酒を飲まないという人が非常に多いです。(ちなみにインドネシアではイスラム教は国教では無いです)
なので、飲み物はお茶や地元のフルーツジュースとかが一般的。
相手の人が気を遣ってくれて酒を持ち込んでくれることがありますが、相手は飲まないです。
せっかく持ってきてくれたので少しご馳走になって、後はお茶やソフトドリンクに切り替えてました。
インドネシアの飲み会もとい会食で特筆すべきは食事の量です。
以前にインドネシアの友人に聞いたのですが、イスラム教には断食があるので食事のありがたみを他の宗教よりも感じている人が多いそうです。
なので、会食すっぞ!! となった時の量がすごい。
ミゴレンやナシゴレンという料理を聞いたことある人も多いと思います。
「ゴレン」とは油で揚げるとか炒めるという意味があって、油を使った料理が多めです。
めちゃくちゃ美味いのですが、歳を重ねるごとに重くのしかかるワナ、、、
飲み物も甘めな物が多いので、きっちり砂糖抜きを頼まないと満腹中枢への刺激が迸ります。
つまり、だいたい全部食べきれない笑
だがしかし、残しても大丈夫!!
食事が終わると容器に詰めて持ち帰ることが出来ます。
その為、食事を取り分ける時はきちんと取り分け用のスプーンやフォークを使うのがマナーです。
食料を無駄にしない、インドネシアの好きなところの一つです。
オーストラリア

BBQに始まりBBQに終わる
と言っても過言ではないくらいBBQの思い出にまみれてます。
ちなみにオーストラリアは語尾が"~ie"に変えるのが好きらしく、"Barbecue" が "Barbie"に変貌を遂げ「バービー」と呼ばれることも。
完全に私の偏見ですが、オーストラリアの飲み会 = BBQで間違いないと思ってます。
オーストラリアではどれくらいBBQが一般的かというと、公園などの屋外公共施設にはBBQ台(鉄板でボタンを押すと加熱が始まる)が大体設置されてます。
そんくらいBBQ文化が根付いているってことなんだと思います。
ちなみに公共の場での飲酒は禁じられているので、そこでは飲み会はやりません。
じゃあ、どこがBBQ飲み会の会場なんだいって話ですが、誰かん家です。
所謂ホームパーティーってヤツですね。
じゃあ、酒は何を飲むんだい?
ビール&ビール&ビール。ビール一択。
ビール以外は酒じゃないとでも言いたいのかと聞きたいくらいです。
誤解が無いようお伝えすると、酒屋には多種多様な酒が並んでましたし、オーストラリアはワインの有名な産地です。
なぜなんだろう、、、思い出はビールと共に。
この経験のおかげか、ビールオンリーで飲み続けることが可能になりました笑
ちなみに、都市部で飲んだ経験も少しだけあります。
どこも大きめの音で音楽やスポーツ中継がかかっているので、わりかし騒々しいイメージです。
静かなお店もあるのかもしれませんが、いまだに発見出来てないです。
酔っ払ったら音なんて関係ないとは思いますが笑
あ、ちゃんとビール以外も置いてあります。
中国

食事も飲みも全部派手。
料理と酒をめちゃくちゃ準備してくれています。
もてなしの意味で食べきれない料理をという話を聞いたことあると思います。
最近はそんな文化も薄れてきてるよと聞くのですが、めちゃくちゃ準備してくれます。
本場で食べる中華料理はマジで美味いので、いつもの倍くらい食べてるはずなんですが、食べきれた経験は一度もないです。すみません。
薄れてない頃は、もっと凄かったんでしょうか、、、知らない方が良さそうです。
そして、メインディッシュ(?) の乾杯。
中国でも乾杯があります。
乾いた杯。
読んで字の如く。
きっつー…
中国では会食の場に主催者の親しい友人も呼ぶことが多く、まーまーな参加人数になります。
そして、日本同様にお酌の文化があり、主催者とその友人が自分のグラスを持参しつつお酌してくれます。
乾杯の音頭とともに…
また、自分一人だけで飲み続けることは良くないらしく、頃合いを見て、合図とともにみんなと飲むようにします。
この時は乾杯しなくても良いのですが、自分のタイミングだけでなく他の人が飲みたいタイミングでも飲むことになります。
もてなそうとしてくれての行動なので、その心遣いは本当に嬉しかったですが、翌日仕事にならなかったことは数え切れねー、、、
酒はほどほどに嗜むもので、飲み過ぎダメ。絶対。
マレーシア

インドネシアと同じく大多数の人がイスラム教徒なので酒を飲まない人が多いです。(ちなみにマレーシアではイスラム教は国教です)
文化的にマレーシアとインドネシアは凄く似てるので、食卓に並ぶ料理や食事スタイルも色々と共通点がありました。
ちなみに言語もすげー似てます。
関連記事:マレー語とインドネシア語「似てる」けど「違う」 油断してたらやらかした
話を戻して、マレーシアの会食スタイル。
自宅に招かれての会食が多かったです。
地元の家庭料理を堪能することができ非常に貴重な経験でした。
そんな中でも一番強烈に覚えている会食は、断食明けのものです。
断食明けは、ハリラヤプアサという日本でいう正月みたいな日に突入します。
同僚が自宅に招いてくれました。
おめでたい日なので、たくさんの料理が並んでいてガッツリ食事を楽しんでました。
同僚たちは、あまり食が進んでなかったのですが、断食明けなのでゆっくり食べてんのかなくらいに、こちらはモリモリご馳走になっておりました。
一通り食事が済むと「よし行くぞ」と同僚に言われ、何事?と思いながらも付いていくと、
なんということでしょう。そこにはご近所さん家が、、、
あ、これ色んな家に行くんじゃね?
気付いた時には既に遅し。
その日は結局10軒近くを周りました。
人生で初めて満腹の向こう側に行けた気がする。
他にも、マレー料理と融合して独自に進化した中華料理があって、中華系マレー人たちとは、そういったレストランで会食してました。
ガンガン酒を飲むような人はほとんどおらず食事と酒を一緒に嗜む感じです。
日本の居酒屋スタイルにすごく近かったです。
この独自進化した中華料理めちゃくちゃうまい。
甘塩っぱい系統の味付けが多くビールとの相性抜群。
関連記事:マレーシア料理がめちゃくちゃ旨いので最強打線を組んでみた
まとめ
飲み会っていうか食事の話の方が多かったですね笑
なんにしろ気の合う仲間と楽しい時間を過ごすことが一番の目的だと思います。
どの国でも、美味い料理や酒を楽しみながらする会話は弾むもんです。
最近の日本では飲みニケーションに対してネガティブな反応が多くなっていますが、本来の目的を忘れた飲み会が増えてしまった結果なんじゃねーかと思っとります。
いろんな国の良いところを取り入れて、日本の飲み会も楽しいじゃんって思えるようにしていきたいですね。
以上、最後までありがとうございます。