仕事に限らず、何事にも光と影はあるわけで、辛く厳しい時はあります。
仕事が辛いのは当たり前です。
だからといって、辛さを放置していい理由にはなりません。
だって、辛いままなら仕事は嫌になるじゃないですか。
人によって許容できる辛さの度合いも、種類も、違います。
中には、割り切って我慢できる強い人はいます。
でも、皆がそうだとは限りません。
ということで、今回は仕事が辛いの解決策がテーマです。
重要ポイントは次です。
- 自分が変えられるのは自分だけと知る
- 自責も全肯定もせず、ただ客観的に考える
- 自分にとって現実的な手段だけで考える
周囲の人や環境は変えられないもの、自分が変えられるのは自分だけだと思っています。
自分が正しかろうが間違っていようが、周囲を変えようとするより、自分を進化させる為に行動する方がずっと楽です。
仕事が嫌の解決策は、自分を変えるか、自分のいる環境を変えるか、この2つではないかという話です。
仕事が辛いのは当たり前
楽しいことだけで埋め尽くされていることは非常に少ないです。
もしも、仕事が楽しいことで埋め尽くされているのであれば、それは天職と言えるものかもしれません。
多くの人は程度の違いはあっても、仕事きつーと感じる時はあります。
- 人と関われば、各々の都合がぶつかり合う
- 仕事が上手くいかなければ落ち込む
- プライベートの時間が削られることにストレスを感じる
利害関係が絡む仕事は、さらにめんどくさく、辛さの種類は多岐に渡ります。
そう。仕事が辛いのは当たり前なのです。
しかし、辛さに対する反応は人それぞれです。
そんなもんかと跳ね返せる人、嫌で嫌で仕方がない人、色々です。
感じ方は個人の自由ですし、得意な領域・不得意な領域には個人差があります。
仕事が辛いことは当たり前ですが、我慢することが当たり前ということはないです。
仕事は辛くて当然と、なんでもかんでも割り切って仕事するのは無理じゃないかと思います。
仕事が嫌になる
嫌いになるには理由があります。そして、対処するには少し厄介な問題があります。
仕事が嫌になる理由
社会通念上どうとかは置いておいて、感じ方は十人十色、仕事が嫌になる理由は沢山ありますが、主な理由を大別すると次になるかと思います。
- 人間関係
- 上手くいかない・できない
- やりがい
- 報酬
- 職場がブラック
仕事が嫌に対処するのに厄介なこと
一つは、先述の通り感じ方には個人差があること。
人によって理由は様々なのは当然として、同系統の辛さであっても耐えられる度合いは人によって違います。
仕事に限らない話ですが、得意分野の辛さは耐えやすいですし、上手く乗り切れます。一方で不得意だと、辛さが普段の倍に感じたり、限界点は半分だったりします。
皆の物差しは違います。
もう一つは、仕事に辛いと感じることは健全であること。
これも先述の通り、全く仕事が辛くないという感覚の方が稀有である故、多少の辛さには耐える必要があります。
しかし、耐えられる辛さの種類・度合いは人それぞれなので、周囲が耐えられているからと自分が耐えられるとは限りませんし、逆もまた然りです。
周囲を物差しにして、自分がだらしないだけだと厳しく接すると自らを追い込む結果になります。
嫌というストレスを少しでも和らげて働くには、一般論や周囲との比較ではなく、自分自身の嫌な理由を正確に把握することが重要です。
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自分の仕事が嫌な理由を見つける
漠然と嫌だと感じているだけだと解決策を考えるには難しいです。
具体的な理由を一般論に落とし込むだけになるからです。
嫌な理由を言葉で表してみると自分が嫌になる理由がはっきりと見えてきます。
体系的に綺麗にまとめようとする必要はなく、思いつくまま書き殴ると次々発見できるはずです。
解決が割と簡単そうなもの、すぐに思いつかないもの、難易度でグループ分けしてみましょう。
同じ感覚や時間で答えは出せないでしょうし、得意・不得意な分野に気付けます。
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仕事が嫌の解決策
自分が仕事を嫌だと感じる理由を言葉にして可視化できたら、具体的な解決策を考えます。
前提として、解決策は自分自身・自分の環境をどう考えるかに集中します。
周囲の人・環境は結果的に変わることはあっても、自分で狙って変えられると期待はできないからです。
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したがって、仕事が嫌の解決策は大きく次の2つです。
- 自分が変わる
- 自分の環境を変える
上記2つを考える時には、重要なことがあります。
それは、客観的に考えるということ。
自分が悪いと自責的な考えがベースにあると、どこまでも自分に原因を求め、自分を追い詰める原因になります。
自分が変わる必要はないと断定的な考えだと、安易に転職など環境を変える手段を考えてしまいます。現実は解決に自分の変化も必要だったとしたら、新しい環境でも同様な嫌な状況に直面することになるでしょう。
自分が変わる
自分が変わることで解決の糸口がないかを客観的に考えます。
その際には以下を注意して考えましょう。
- 自分が悪いという前提で考えない
- 現実的に自分が変われそうなことを考える
解決策の案としては、次のようなものがあります。
- 周囲との距離感を確保する
- スキルアップを図る
- 自分の未来をイメージする
- 目の前の仕事に集中する
- 休暇を取る
- 誰かに頼る
そして、自分が変化することで周囲にどのような影響を及ぼすかをイメトレします。
例えば、
人間関係が嫌になる時は距離を置いたらどうなるか?それは現実的か?距離を置くことで弊害は出ないか?具体的な未来を想像したらどうでしょうか。
周囲を変えることは難しいですが、自分の立ち位置は自分でコントロールできます。
距離感を保つと人間関係の軋轢を軽減してくれる効果が期待できるので、仕事に支障がない未来が想像できるのなら有効です。
仕事が上手くいかないのなら、スキルアップで変化が生まれないか?スキルアップに必要な労力はどの位か?をイメージしてみます。
スキルアップは仕事が上手くいかない原因に対し直接働きかけてくれそうです。
また、思いつくスキルアップに要する労力もイメージすることで現実的なスキル向上手段を考えることができます。
スキルは自分の資産となるので自分の未来にも繋がり、一石二鳥の可能性を秘めています。
やりがいや報酬は、目の前の仕事に集中することで評価が変わらないか?と考えてみます。
その瞬間は、目の前の仕事が自分の価値を表現する手段です。
評価が変われば大きな仕事を任される、報酬が上がるチャンスが上がる可能性があります。
自分の変え方は、人それぞれの方法で全く問題ありませんが、あくまで客観的、現実的に自分が変われそうなことを検討することが重要です。
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自分の環境を変える
自分が変わることを実践した。変わることを何度も想定した。しかし、どう足掻いても解決するイメージが湧かないとしたら、自分の環境を変えることを検討します。
端的に言えば、転職や独立です。
自分の環境がガラッと変わるので、仕事が嫌の原因を一気に取り除ける可能性があります。
ただし、取り除けない可能性もあります。
今の職場だって、嫌になると思いながら入ったわけではないはずで、新しい環境が自分と相性が良いかは巡り合わせによります。
転職したは良いものの、以前と変わらない辛さにぶち当たるかもしれませんし、全く異なる辛さに耐えられないかもしれません。
独立に至ってはもっと慎重に考える方が良いでしょう。(実体験)
仕事が嫌だとしても、環境が変われば仕事が嫌を解決できると安易に考えることはおすすめしません。
自分が変われないかと合わせて、総合的に判断するのが良いと考えています。
もちろん転職や独立によって、チャンスが広がる可能性があることは間違いないので、あらゆる可能性をしっかりと考えた上であれば、前向きに挑戦することは大いにありです。
○ブラックだけは話が変わる
安易に自分の環境を変えることをおすすめしないと書きましたが、ブラック環境だけは話が変わります。
心身を壊す恐れがあり、心身の健康は何物にも変え難いからです。
心も体も一度壊れると簡単には回復してくれません。場合によっては元に戻らないことすらあります。
自分自身を大切にすることを最優先で考えていただきたいです。
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仕事は嫌なことと割り切る・嫌だから報酬があるという考え
仕事は嫌なことは当たり前と割り切る、嫌なことだから報酬が発生するという考え方は、仕事が嫌の解決策の一つです。
ただし、この考え方は人を選びますし、割り切って淡々と仕事ができる程度にストレス耐性が強い人ではないでしょうか。
割り切るという考え方は如何にもビジネスライクで、働く上で重要な心構えのように聞こえるかもしれませんが、仕事が嫌の原因は放置するとも考えられます。
ストレス耐性が弱い人が、同じように割り切ろうとすると、蓄積されたストレスが臨界点を突破した瞬間、強烈なダメージを負う可能性があります。
仕事が嫌の原因や解決策を考えることは負担ではありますが、自分の嫌な気持ちに蓋をせず、向き合えるうちに向き合う方が心身の負担は少ないはずです。
まとめ
残念ながら、仕事が辛いは当たり前の事実です。
しかし、それが辛さを放置する理由にはなりません。
自分の理由を言語化し、現実的な解決策を模索してみてください。
その際の重要ポイントは次です。
- 自分が変えられるのは自分だけと知る
- 自責も全肯定もせず、ただ客観的に考える
- 自分にとって現実的な手段だけで考える
以上、最後までありがとうございます。