人付き合いはしんどいです。
職場、学校、趣味の活動など、人間生きてれば人付き合いはつきものです。
そこには合う人合わない人もいるわけで、自分の心をすり減らしながら付き合ってることもあると思います。
更に、いい大人になってくれば多少の気遣いも必要になってきて人付き合いのしんどさは最高潮です。
そんなわけで、人付き合いのしんどさ、人間関係の疲れに対処することをテーマにした記事を書きました。
こんな悩みや疑問に対応しています。
- 人間関係に疲れた
- 無理をしない人付き合いをしたい
- しんどい気持ちにどう対応するのか知りたい
人間関係に疲れる原因
人間関係に疲れる直接的な要因はストレスによるものです。
例えば、自分の主張を我慢したり、本当は聞きたくない陰口を聞いたり、あるいは、自分の過ちによって後悔によるものだったり、ストレスが原因で人間関係に疲れてきます。
そんなストレスを生み出してしまう原因を考えると、こんな理由が考えられます。
- 周囲への気遣い
- 嫌われたくない感情
- やかましい人がいる
- 視野が狭くなっている
- 調子に乗った自分
周囲への気遣い
周囲への気遣いは素晴らしいことです。
優しさや良心を持って、お互い気遣いが出来ていると人間関係は良好になりやすいです。ただし、自分を犠牲にしない範囲であれば。
本来、気遣いはお互いに行うものなので譲り合いが発生します。
この時の譲り合いが均等だと理想的な気遣いなのですが、どちらかに負担が偏った状態の気遣いは負担する側の犠牲によって成り立つことになります。
気遣いのバランスが崩れた状態が続くと負担する側は当然疲れてきますが、そのバランスに周囲が慣れてしまうので、バランスが崩れた状態が普通だと感じるようになってしまいます。
普通の感覚ということは、負担する側に対しての感謝が無くなりますし、負担する側が疲れて気遣いを減らすと、あの人は気遣いが出来ないというトンデモ評価になってしまいます。
この結果、行き過ぎた気遣いをし続けなければと考えるようになり人付き合いに疲れてしまいます。
嫌われたくない感情
周囲からの評価ばかりを気にしていると、嫌われたくないという感情が起きます。
嫌われてしまうと評価が下がるとか、高評価が得られないと考える為ですね。
そして、手っ取り早く嫌われない方法は、周囲の人に合わせてしまうこと。
この考えに達してしまうと、自分の主張や気持ちは二の次で、周りの人の意見を優先してしまいます。
この状態が続くと対等な関係ではなく、ある種の上下関係が生まれてしまう場合が多く、反対の意見は周囲の反感を買いやすい環境になってしまい、余計に何も言えなくなってしまいます。
自分の気持ちを我慢し続けなければならず、人付き合いに疲れてしまいます。
関連記事:自己中にならずに自分を大事にする方法は距離感を保つこと
やかましい人がいる
自己中心的なやかましい人の近くに居続けるとめちゃくちゃ疲れます。
誰もが分かっていることなので、そんな人からは距離を置くので疲れる前に対策出来ます。
しかし、すぐに距離が置けない場合もあるわけで、会社や学校にいたりすると厄介です。
しかも、こういうタイプは大体が上司だったり、先輩だったり、組織上の立場を利用したケースが多いので、仕事やチームとして関わらなければならない上に、相手に合わせなければならずストレスMAXになります。
具体的な対策が思いつきにくく、人間関係に疲れる原因として、よく聞くものの一つです。
関連記事:華麗にスルー 人の話を真に受けないで受け流すと少し楽に生きていける。
視野が狭くなっている
十人十色とは言ったもんで、誰でも合う人合わない人はいます。
視野が狭くなっていて自分の周囲しか見えなくなっていると、合わない人でも上手く付き合わないと自分の居場所が他にはないと感じてしまいます。
特に普段の人付き合いが職場やサークルなど限られた環境のみになってくると、他のコミュニティーに目が向かなくなってしまい、今いる場所だけで人付き合いは完結してしまっていると考えてしまいます。
職場では必要最低限の関係で済ませて、自分に合った環境を別で求めれば良いのですが、合わない人との付き合いを続けることで心をすり減らしていくことになります。
調子に乗った自分
こちらは正真正銘、自業自得なパターン。
ある程度親しくなった間柄になってきて安心感が出てくると調子に乗ってしまう時があります。
最初は相手の様子や考えに注意を払って付き合っていたのに、気が緩んできて相手のことを考えない不用意な発言によって、せっかく築いた関係を自らぶち壊してしまうなど、自分で自分にストレスを与えることになります。
自分が悪いだけに、人間関係のしんどさだけでなく後悔やら自己嫌悪やらで、凄まじく心が疲弊してしまいます。
疲れる人間関係の改善策
人間関係に疲れやすい環境を改善しないと碌なことがありません。
人間関係に疲れるとは、心身が疲れてしまうことなので、何かやるにも気力が湧いてこないし、集中力も低下してしまいます。
原因が分かれば、改善策も考えられるはずということで、こんな感じの改善策があります。
- いい人を演じない
- はっきりと主張する
- 距離感を保つ
- 期待しない
- 親しき仲にも礼儀あり
いい人を演じない
いい人になろうとするのは優しさや良心があるからとも言えますが、本当にそれだけなのか自問自答は必要です。
貫きたい信念があるなら話は別ですが、周囲の目が気になるからいい人を演じるならやめた方がいいと思います。
大分捻くれた言い方ですが、周囲の目を気にしてという理由だと、本当の意味でのいい人ではなく、周囲にとって都合のいい人になってしまうからです。
それって、周囲の人に合わせて自分の心をすり減らしにいってるようなもんです。
しかも、人間勝手なもんで、自分がしてあげたことはよく覚えてますが、してもらったことはあっという間に忘れる生き物。
確固たる信念がないなら、正直、自分がしんどくなるだけの行為になりかねません。
それと、いい人というか周りに合わせるだけの関係は、多分長続きしません。
合わせきれなくなるか、自分が限界を迎えるか、なんにしても無理の上に成り立っている関係なわけで、どっかで終わりを迎えそうです。
自分にとって自然に振る舞える範囲で優しさや良心を持つことが大切で、自然に振る舞えないなら無理してるわけで人間関係に疲れます。
いい人を演じる必要なんてないです。
はっきりと主張する
自分の気持ちや意見をはっきりと主張することは、人間関係に疲れない為には必要です。
周囲に気を使って我慢ばかりが続くと、ストレスが積み重なってきて人間関係に疲れを感じます。
はっきりと主張することで、我慢によるストレスを緩和出来るので人付き合いがしんどいと感じにくくなります。
この時、相手の意見と合わないと嫌われるのではないかと思うかもしれませんが、正直そんなことないです。
むしろ、はっきりと考えを述べてくれる方が、相手も安心して議論を交わしたり、仕事を進めたり出来ます。
例えば、本当は自分ではキツいな、、、と感じているのに、仕事を頼まれ断らなかったとします。
自分がキツいと感じていたわけなので、結局仕事が回らなかった、もしくは自分の体調を崩してしまったとしたら、頼んだ相手もキツい誰も得しない状況になってしまいます。
こんな感じで、はっきりと主張する方が本当の意味で気遣いになることって結構あります。
自分のストレスを緩和出来て、相手に対する気遣いにもなっちゃう、はっきりと主張するって、みんなを幸せにしてくれる可能性を秘めてます。
もう一つ、上の例のポイントとして、自分に余裕がない時は断るということも重要です。
自分に余裕がない中で周囲へ気を使うって、正直無理じゃんって話です。
そりゃ無理してるんだから、人付き合いがしんどくなってくるのは当たり前。
自分に余裕がない時は、はっきりと余裕が無いと主張しちゃいましょう。
距離感を保つ
合う人合わない人、どちらにも言えることで程よい距離感というのは存在します。
合わない人
合わない人と距離感を保つ、っていうか距離を置くというのは定番な対策です。
綺麗事抜きにして、誰とでも仲良くなんて出来ないのは当たり前の話で、合わない人と分かり合おうとしても消耗していくだけです。
お互いの為にも距離を置いた方がいいです。
職場の様に簡単に距離なんか置けねーよって場合でも、業務に影響の出ない範囲で距離を置いて、出来るだけ自分が疲れない、心が楽になる対策をとります。
合う人
合う人の場合でも適度な距離感を保ちます。合う人だって他人だもん。
いくら合う人といっても、それぞれ考え方は違いますし、それなりにお互い気を使います。
気が合う人だからといって近すぎる距離にいると、自覚していなくても体力は消費してます。
お互いに心地良い距離感を保っていないと、ふとした瞬間に人間関係がしんどいと感じてしまいます。
私の偏見ですが、合わない人とは距離を置くことはやっていても、合う人との距離感の保ち方が上手く出来ず、最終的に人間関係に疲れている人を見るケースが多いです。
どんな関係性であっても、他人は自分ではありません。それぞれに合った距離感を保ちましょう。
期待しない
自分が気を使ったのだから相手も気を使ってくれるだろうと勝手に期待することはやめた方がいいです。
期待した結果が返ってこなかった時に、無意味にイライラして自分を消耗してしまいます。
相手の行為は、自分ではコントロール出来ませんし、相手の受け取り方も自分からは分かりません。
相手は気を使ってもらったと思ってないかもしれないし、自分と距離を置きたいと思っているかもしれません。
理由はどうあれ、勝手に期待することは相手からしても面倒なので、下手すりゃ人間関係がややこしくなる原因になって、心の消耗が更に増えます。
自分がやったことに対する見返りを勝手に期待すると疲れるだけなので、期待しないを心掛けます。
っていうか、気遣いって見返り求めるもんでもないですし。
関連記事:期待するって身勝手じゃない? 期待しない・されない平穏な生き方
親しき仲にも礼儀あり
人間関係に疲れない為のコツは我慢しないが基本ですが、あまりにも傍若無人に振る舞えば周囲の反感は買ってしまいます。
我慢や気遣いを全くしないのではなく、バランスを考えることも大事です。
自分が蒔いた種で人間関係の軋轢を生んで対処しなければいけないストレスは、ちょっとの我慢で受けるストレスの比じゃないです。
人間関係、後悔や自己嫌悪、周囲に味方が少ない状態など、自分が起点となって発生した問題というのは、解決が難しく、消耗が激しめです。
自分でコントロール出来る唯一のものが自分なわけで、その自分が原因となる問題を発生させてしまうのは勿体無いです。
必要な気遣いや我慢をさらっとこなすイケてる大人を目指しちゃいます。
人間関係の疲れを癒す方法
人は生きていく上で、周囲との関わり合いは必ず生まれます。
そして、人間関係に疲れにくい環境に身を置いたとしても、疲れにくいというだけで、やっぱり疲れは出てきます。
疲れたら癒しは必要なわけで、ここでは人間関係の疲れを癒す方法を考えていきます。
時には自分に対する気遣いがあってもいいんじゃねーかと思います。
一人の時間を作る
誰かと時間を共有していれば、少なからず我慢や気遣いをして疲れやストレスを受けています。
疲れてきたなと思ったら、一人の時間を作って完全に休める時間を持つようにします。
普段の我慢から解放されて自分の気持ちに正直になるのが人間関係の疲れには一番聞きます。
この時に、疲れる人間関係の改善策が実践出来ていると、更にスムーズに一人の時間を持つことが出来ます。
今日はなるべく早く仕事を終わらせて帰ろう、今週の休みは家でゴロゴロしよう、なんてことを思い浮かべていた時に、割り込みの仕事の依頼が来たり、飲み会の誘いが来たりしてもはっきりと断ることが出来ます。
考えすぎない
一人の時間を作ったとしても、その時間で人間関係について考えてしまっては効果が半減です。
考えることを一時停止して、いっそのこと気にしないスタイルを加えることで最大まで休みの効果を上げていきます。
極論ですが、考えても仕方のない、何も変わらないことってあります。
考えた結果が自分で対処可能なことであれば悩むことはないですが、対処出来ないとなった時にあれこれ悩むんだと思いますが、自分で対処出来ない地点で考えても答えは出ません。
自分がコントロール出来るものは自分だけ、潔く諦めてしまうことがあってもいいと思います。
まとめ
正直、人間関係にまつわるストレスというのは生きてる限り付き纏います。
それは、合わない人とだけではなく合う人の間でも。
無くならないものを無くそうとしても、そいつは無理って話なので、どうやったら疲れにくくなるか、疲れた時はどうするか、どうにもならないことは諦める。
そういう心持ちで、気を張らずに関係を維持していくことが健全なのかなと思います。
人間関係に疲れる原因は、我慢や気遣いの連続によるストレスです。
そんなストレスを緩和してくる方法のまとめは、こんな感じ。
- いい人を演じない
- はっきりと主張する
- 距離感を保つ
- 期待しない
- 親しき仲にも礼儀あり
そして、疲れが溜まってしまう前に、時には自分の時間を作って自分を休ませてあげましょう。
以上、最後までありがとうございます。