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仕事

一人で起業 仕事用のメールアドレスは独自ドメイン or フリーメール?

起業したて、ましてや一人で起業すると、仕事用メールをどうするかって案外迷います。

軌道に乗るまではプライベートと共用でもいいんじゃなかろうか、独自ドメインじゃないとダメなんだろうか、手探りで起業してるわけで何が正しいかは自分でもよく分からんっていうのが普通だと思います。

そこで今回は、少しでもメールアドレスに関する悩みが晴れればということで、こんなことが分かる内容です。

  • プライベートと仕事でメールアドレスは分なきゃダメ?
  • 仕事向きなメールアドレスって何?
  • フリーメールアドレスは仕事で使ちゃダメ?
  • 独自ドメインのメールアドレスってどうやって作るん?

最初に結論書いておくと、仕事用メールアドレスは、独自ドメインのメールアドレスが一番無難です。

ただし、Gmailのようなフリーメールがダメなのかっていうと、ターゲットの客層次第だと考えています。

細かい話は、目次の後に。

仕事専用のメールアドレスは必要?

仕事専用のメールアドレスは必要です。

断言してしまいましたが、仕事とプライベートでメールアドレスを分けないことはデメリットしかないじゃんと思ってます。

  • メールアドレスに趣味趣向が反映されていれば公表しているようなもの
  • 誤発信確率が爆増な上、取引先が気付けば信用問題
  • オンオフの境目がなくなる可能性がある
  • みんなにプライベートの連絡先をお知らせ

などなど、数えたらキリが無いくらいデメリットがありますが、一番はセキュリティ問題、情報漏洩の可能性を自分で広げてしまっていることです。

一人で起業するということは自分自身の信用が全てです。取引先からの信用を失った瞬間、もはや何も出来なくなります。

きっちりと仕事用メールアドレスを用意し、自分が原因で信用を失う要因を消していく作業は必須です。

仕事向きなメールアドレス

端的に言えば、取引先や顧客が見て不安にならないメールアドレスということになります。

プライベートであれば自分の趣味趣向で好きに設定すればいいですが、仕事用は自分の印象を偏らせないようにすることは大事なポイントです。

それを踏まえて、仕事用メールアドレスについて考えていきます。

メールアドレスの種類

メールアドレスは、次の構成で出来ています。

ユーザー名@ドメイン名


  • example@take-big-step.comというアドレスがあったとすると、
    • "example"がユーザー名
    • "take-big-step.com"がドメイン名

ユーザー名はユーザーが好きに設定出来るサービスがほとんどです。一方、ドメイン名は使用しているサービスによっては与えられたものしか使えません。

自分が選んだサービスによって、メールアドレスの自由度が変わってきます。

メールの種類は色々ありますが、仕事用のメールアドレスとなったら大体は次の2つの選択肢から選ぶことになります。大きな違いはドメインを自分で決められるかどうかとコストです。

フリーメールアドレス

GmailやYahoo!メールなど、無料で作成出来るメールアドレスです。ドメインは与えられたものになります。

簡単なアカウント登録だけでメールアドレスが作成出来るので、安くお手軽に作成出来るメリットがあります。

特にGmailは、スマホがAndroidって人はみんな持っているので、使用している人が多いのではないかと思います。

独自ドメインのメールアドレス

ドメイン(メールアドレスの@の後ろに続く部分)が独自に設定出来るメールアドレスです。

xxxxx@xxx-xxxx.comのようにオリジナルのドメインが後ろに付いています。

社名や屋号をドメインにすれば、一撃でどこの会社のメールアドレスかが分かります。

フリーメールと違って、独自ドメイン取得、維持費用が発生します。

"仕事用はには絶対これ" といった決まりはないですが、上の2つがそれぞれ仕事上どんな印象を持たれやすいかというと次の通りです。

無難は独自ドメイン

一般論では、独自ドメインが一番無難です。

外部の人から見ると、しっかりと自分の会社を運営する気概があるのであれば、自分の会社独自のものを作成するのが普通だと考えるからです。

また、セキュリティの観点から外部への依存度が低い独自ドメインが好まれる傾向がありました。

ただ、以前と比べると働き方にも多様性が出てきて、数人の小規模会社やフリーランスの人が増えてきたこともあって、以前よりもメールアドレスにこだわりがなくなってきてると思います。

独自ドメインの取得、維持には、それ以外のメールアドレスと比較するとコストが掛かる傾向があるので、なるべく費用を抑える観点から、その他の選択肢を取る人が増えてきたのも理由の一つだと思います。

もちろん、プライベート用を使い回すのではなく仕事用にちゃんと準備するのは前提です。

フリーメールでよく見るのはGmail、次いでOutlook.com

独自ドメイン以外のメールアドレスで、一番よく目にするものはGmailです。

起業するしない、フリーランスになるならない以前に、Gmailを使っている人はたくさんいると思います。

Gmailが世間一般に浸透していること、メールアドレス作成のハードルが低いことから、Gmailのアドレスに違和感を抱かない人が圧倒的に増えてきたことが背景にあると思います。

私自身、取引先からGmailでメールが来てもなんにも違和感ないです。

それと、Gmailの為にGoogleアカウントを作成するとスプレッドシートやドキュメントなどの優秀なフリーアプリが使用出来ることも、小規模会社やフリーランスの人にとっては魅力的なメリットであるのも強みです。

Gmailに次いでOutlook.comを使用している人もいます

仕事用として使われる理由としては、Gmailと同じくビジネス用という印象が浸透しているからだと思います。

Gmailと同じくアカウントを作成すると、機能は限定されますがWeb版のWordやExcelが使えます。

あんまり見ないYahoo!メール

私個人の経験上の話ですが、Yahoo!メールを仕事で使用している人はあまり見ないです。

Yahoo!メールを使用している人は、同じフリーメールのGmailやOutlook.comと比較するとかなり少ないです。

Yahoo!の性質上ビジネス用ではなく一般大衆やプライベート向けの印象、Googleのようにビジネスで使えそうなアプリがセットになっていない、こんな背景からか仕事向きではないと思う人がいるからなのかと思います。

使ってはいけないということではないですが、なんとなく仕事用としては避けている人が多い気がします。

他のフリーメールのサービスもあると思うのですが、上記3つ以外のサービスを活用している人を見たことがないので状況が分からないのが正直なとこです。自分の経験だけだと上記3つ以外のドメインはほとんどいないんじゃないかと思います。

という感じで、フリーメールを使用する場合は、取引先や顧客が持つ各サービスのイメージが違う点に注意しましょう。

コストが変わるわけでもないので、自分にとって少しでも有利になるサービスを使う方が得ですから。

どれを選択するかは仕事の内容による

どれを選択するかは仕事の内容による

じゃあ、独自とフリー、どっちのメールアドレスがいいのかというと仕事の内容によります。

具体的には、次の2つのパターンでメールアドレスをどうするか決めたらいいと思います。

  • 元々の人脈の範囲内で仕事をする
    • → フリーメールで十分
  • 不特定多数の人と仕事をする
    • → 独自ドメインがおすすめ

元々の人脈の範囲内で仕事をする


元々持っていた人脈を使って仕事をしている人、既に自分のことを知っている会社や顧客との取引がメインであれば、フリーメールで十分だと思います。

独自ドメインの利用には費用が掛かるので、特に起業したてであれば削れるコストは削るに越したことはありませんし、既に自分のことを知っている人との取引なので独自ドメインで信用をみたいなことを考えなくても良いからです。

仕事に幅が出てきて、今まで繋がりがなかった先との取引を目指すようになってから、会社の信用度などを高める意味で独自ドメインの使用を検討するので十分だと思います。

不特定多数の人と仕事をする


不特定多数の顧客と取引を考えている場合は、独自ドメインの使用がおすすめです。

フリーメールは誰でも作れるという点がメリットですが、顧客サイドからすると本当に実態があるのか不安になってしまうというデメリットがあります。

会社を運営するのにコスト意識は大事なポイントですが、顧客サイドからするとどうでもいい話です。

取引しようとしている会社が、長期的に続けるつもりがあるのか、一般的な商習慣の感覚があるか、与信に問題がないかなどを考えます。大事な資金を使うわけで取引先の信用度や安心感はありとあらゆる角度からチェックします。

また、一般消費者が顧客である場合も、怪しいと感じるお店から購入は控えようという心理になりますので、少しでも信頼性を上げる意味で独自ドメインの使用がおすすめです。

独自ドメインを取得できるサービス

フリーメールアドレスの作成方法は既に知っている人が多いと思うので割愛。

ということで、独自ドメインのメールアドレスを作るか、ってなった場合の独自ドメインを取得できるサービスを紹介します。

ざっくばらんに言うと次の2つが比較的簡単な方法です。

レンタルサーバー

レンタルサーバーと契約して、そこで独自ドメインも一緒に取得する方法です。

下記レンタルサーバーが有名どころで、レンタルサーバー契約時にドメイン取得コストが下がるキャンペーンなどを実施しています。

上記3社のそれぞれのコストですが、同じようなプランであれば大差ないです。選ぶ際のポイントは、正直好みじゃね?と私は思ってます。

一般的なプランだと、
  • サーバー代:1万数千円/年
  • 独自ドメイン代:数百円〜数千円/年(どちらも2023年7月現在の料金参考)
独自ドメインは、一番最後の".com"とか".co.jp"とか、最後に何を付けるかでコストが変わります。

その他のメリットとしては、レンタルサーバーと契約することでWordPressなどが使用でき自社ホームページの作り込みなどが可能という点があります。

また、独自ドメイン取得はお一人様お一つ!! なんてことはないので、一つのサーバーで複数のドメインを一括管理することが可能です。

Google Workspace

Google WorkspaceはGoogleが展開しているビジネス用のクラウドサービスです。

普段使っているGmailやスプレッドシート、カレンダーなどがビジネス用に強化されてる感じのサービスです。

Gmailでビジネス用に強化されている点の一つに、独自ドメインが作成出来るようになっています。

レンタルサーバーよりもコストメリットがあり、メールアドレスだけ独自であればOKっていう人に適したサービスだと思います。

料金については、こちらから確認できます。

エックスサーバー(レンタルサーバー)の利用方法

当ブログでは、エックスサーバーを利用しています。

レンタルサーバー契約の大まかな流れは各社大きく違わないので、私が利用しているエックスサーバーの契約、独自ドメイン取得、メール設定方法を説明していきます。

画像に記載された情報も含め、全ての情報は2023年7月現在

エックスサーバーと契約

1-1. エックスサーバーと契約

エックスサーバーのトップページからお申し込みをクリックします。


1-2. エックスサーバーと契約

申し込み・ログイン画面になるので、「新規お申し込み」をクリックします。


1-3. エックスサーバーと契約

サーバー契約内容を決めます。
  • サーバーIDは最初から入っているものでOK
  • プランは一人起業ならスタンダードで十分
  • WordPressクイックスタートは後からでも始められるので、使うか決めてなければチェック無しでOK

1-4. エックスサーバーと契約

申し込みフォームに必要事項を記載していきます。
  • メールアドレスはフリーメールでOK
  • 個人か法人かを選択
  • 登録者の連絡先等を記載
  • 記載が終わったら下部の「次へ進む」をクリック
  • 記載内容を確認したら案内に従って申し込みを完了させる

独自ドメインの取得

2-1. 独自ドメインの取得

エックスサーバーの契約が終わったらログインします。すると下図のページに飛ぶので「ドメイン取得」をクリックします。


2-2. 独自ドメインの取得

ドメインの申し込み画面になるので、希望するドメインを入力し、下部の「ドメインを検索する」をクリックします。
  • トップレベルドメイン(.comや.co.jpなど)は希望するものにチェック
  • トップレベルドメインは一度で複数選べる
  • トップレベルドメインには意味がある。例えば「.co.jp」は日本に拠点のある法人1つに付き1つだけ持てるなど
  • 既存のドメインと全く同じドメインは作成不可
既存ドメインを検索した時

既に存在するドメインを検索すると下図のように「取得できません」と表示されます。


2-3. 独自ドメインの取得

取得したドメインをサーバーと紐付けます。トップページに戻って「サーバー管理」をクリックします。


2-4. 独自ドメインの取得

「サーバーパネル」というサーバーを細かく管理する画面に飛ぶので、「ドメイン設定」をクリックします。


2-5. 独自ドメインの取得

ドメイン設定に飛んだら、「ドメイン設定追加」をクリックします。


2-6. 独自ドメインの取得

取得したドメイン(当ブログでいうと"take-big-step.com"のところ。@はいりません。)を追加し、確認画面を経て追加を完了します。


これで、独自ドメインの取得とサーバーへの紐付けは完了です。

メールアドレスの設定

3-1. メールアドレスの設定

再び「サーバーパネル」に戻って(手順2-3、2-4参照)、「メールアカウント設定」をクリックします。


3-2. メールアドレスの設定

サーバーに紐付けしたドメインの「選択する」をクリックします。


3-3. メールアドレスの設定

「メールアカウント追加」をクリックします。


3-4. メールアドレスの設定

ユーザー名(@より前の部分)を決め、パスワードを設定します。確認画面を経てメール設定が完了します。
  • ユーザー名に決まりはないが、受信側が不安に感じないものがおすすめ
  • よくあるものだと、「info」や「support」など部署名や「taro_yamada」のような個人名など

以上が、エックスサーバーで独自ドメインのメールアドレスを作成する手順になります。

作成したメールアドレスは、普段通り使っているメールアプリに設定すれば使用できますし、Gmailで管理することもできます。

関連記事:一人で起業 独自ドメインのメールアドレスをGmailにぶち込む方法

エックスサーバー以外のレンタルサーバーでも、設定画面が違うなどはありますが、流れとしては大体おんなじだと思います。

まとめ

一人で起業するとメールアドレスをどうするかで、案外悩んでしまうことがあると思います。

個人的には、一番無難なのは独自ドメインだと考えていますが、どこと連絡するのかを考えて問題なければフリーメールをガシガシ使えばいいとも思っています。

年間1万円ちょっとの維持費ですが、不要なコストであれば極限まで削るべきだと考えているからです。

それに、仕事用メールアドレスが何なのか以上に仕事の中身が大事ですから。

以上、最後までありがとうございます。

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