仕事がうまくいかないと言っても、その内容は人それぞれ。
行動を起こしているが結果に中々結びつかないという人もいれば、ミスが続くと悩む人もいます。
しかし、共通点も存在していて、キーワードは自分です。
周囲と自分を比較した時に、自分だけ結果に結びついていないと感じる、周囲はしっかりしているのに自分だけミスをするといった、自分に対する悲観的な感情が生まれると、仕事がうまくいかないと悩み始めることが多い気がします。
それ、錯覚よ。
結果を出している人でも我慢の時間帯は必ずありましたし、ミスったことないなんて人は存在しません。
自分だけ、、、なんてことは、全くありません。
悲観的にならずとも、仕事がうまくいかないは時間が解決してくれます。
もちろん、何もせずダラダラ過ごしていても解決してくれるわけではないですが、必要な行動を繰り返しているのなら、難しく考える必要はないんじゃないかと思います。
ということで、今回は仕事うまくいかないなんて思い悩む意味は多分ないよがテーマです。
仕事がうまくいかないは誰もが通る道
頑張っているのに結果が出ない、ミスが連続する、同僚とのコミュニケーションがうまくいかないなど、仕事がうまくいかないと悩む理由は色々あれど、実は一つの共通点が存在します。
それは、自分だけがうまくいっていないと感じていること。
周囲も同じく、仕事がうまくいっていないと感じているのなら悩みになることはなく、むしろ、どうやったら改善できるかと前向きな考えを持つことの方が多いはず。
仕事がうまくいかないと悩む時は、もれなく周囲と比較し自分だけがうまくいっていないと感じる時に悩み始めます。
実際はそんなことないです。悩む悩まないは別として、もれなく全員に仕事がうまくいかない時間帯は訪れます。
考えてみてください。
頑張ったからといって、すぐに結果に結びつく程、世の中都合良くできていません。
仕事に限らず人生全般、ミスは一生の友達と言っても過言ではありません。
もしも、周りの人は仕事がうまくいっているように見えるのなら、まだその時間が来ていないか、我慢の時間帯があることを知っていて耐えているかのどちらかだと思います。
決して自分だけがうまくいかないというわけではないです。
悩みに対する答えにはならないので、初めには書きませんでしたが、うまくいかない時間帯は誰にでもある、悩んでも仕方ない、と個人的には思っています。
- 行動し続けて我慢の時間を耐え忍ぶ
- 諦めて撤退を決断する
大きくは二つのどちらかを選択するだけで、悩みによる余計な負担を自分には与えない、というのが自分の理想的な状態です。
ただ、上の二つは歳を食って仕事がうまくいかない時間帯を何度も迎えた結果に過ぎません。
仕事がうまくいかない時間の真っ只中で、どうやって抗うかと考えている時には、仕事を整理整頓するとヒントが見つかります。
関連記事:努力が報われないことは結構あるので何かしらの変化に喜びを見出せるようにしたい
関連記事:頑張ってもすぐに結果は出ない現実との向き合い方(焦ったところで結果は変わらん)
仕事がうまくいかない時の5つの対策
漠然と仕事がうまくいかないと感じ、どこを修正すればいいか分からなければ、不安な気持ちが募るばかりです。
そこで、その仕事の目的は何か、必要な作業は何か、誰と情報交換するかなど、仕事を整理整頓し行動指針を作ります。
経験不足などで正確に把握ができなくても構いません。上司や同僚に訊いたり、調べたりして仮説を立てるだけでも大丈夫です。
行動指針を作ることで、実態とのズレがどこにあるか確認できますし、うまくいけば今後のテンプレートにできます。
行動指針を作る為には次の5つの対策が有効です。
- 全体を俯瞰する
- 言語化する
- 根回しをする
- 完璧を求めない
- 話を真に受けない
全体を俯瞰する
全体像を把握した上での行動は何事にも役立ちます。
スタートから結果までの道筋を考えることで、何をすると効果的かが見えてきます。
この道筋は仮説で構いません。うまくいかない時に、仮説は正しいのか、特定のポイントに改良がいるのか、検証する指針になります。
ミスの原因の一つに余計な工程が多いことが挙げられます。
工程数の分だけ、ミスが発生する場所も増えるからです。
全体像を見た時に無駄な工程があれば、ミスの確率を減らすことができます。
スケジュール管理の面でも全体像の把握は大切です。
締め切りまでの作業スケジュールを立てることができ、進捗が遅れているかもすぐに把握できます。
闇雲に作業を進め遅れが出ていることに気付かないと、慌てて作業をすることになり、質の悪い成果物やミスの原因になります。
全体像の俯瞰に慣れてくると、テンプレ化して横展開も可能になるので、初めての作業でも精度の高い仮説を立てることも可能です。
全体像の俯瞰は、全ての作業の基礎と言えるかもしれません。
言語化する
自分のイメージを言語化するとコミュニケーションに好影響をもたらします。
言語の共有はイメージそのままの共有よりも難易度は低いので、自分のイメージを伝えやすくなります。
言語化を行うと、イメージは単純化、整理整頓されます。
漠然としていた自分のイメージを体系化できるので、無意識で行うよりも順序立てて作業ができますし、仕組み化できるので効率化や共同作業のやり易さにも繋がります。
結果として、ミスを減らしたり、周囲の協力を得やすくなったりするので、仕事がうまくいく可能性が高まります。
また、イメージの単純化、整理整頓は全体像の把握にも重要な要素です。言語化は全体像の俯瞰にも密接な関係性にあります。
言語化の鍛え方は、下記記事にまとめているのでご参照ください。
関連記事:言語化の力と鍛え方。この想い伝われ!!って時にめっちゃ使える。
根回しをする
根回しと聞くと卑怯な行為と感じるかもしれませんが、根回しとは相互理解を深める行為だと受け止めます。
一般論として、一度の説明で相手の言いたいことを全て把握できる人は貴重です。裏を返せば、双方が理解する為には意見交換を重ねる必要があるということです。
事前の意見交換なしに、上司にいきなり成果物を持って行っても「なんか違う」と言われればやり直しですし、なんか違うって何が違うんですかね、、、からスタートになるので、なんならマイナススタートです。
提案が通らない、なんてこともよくある話です。人間はともかく変化を好まない生き物だからです。
心の準備ができていない状態で、インパクトのある内容だと心が硬直してしまいやすく、相手が平常心であれば通っただろうという状況は本当によく目にします。
コミュニケーションや提案が通らず、仕事がうまくいかないと感じる時に、実は事前の意見交換、すなわち根回しが足りなかっただけだったということもあるかもしれません。
相手の感情に配慮した正しい根回しを活用します。
関連記事:【根回しはくだらない】「= 相互理解」って考えると大事な気がする
完璧を求めない
初めから完璧を目指しても消耗が激しい上に、あまりいいことがありません。
なぜなら、自分で設定した完璧は本当の完璧ではないかもしれないのに、自分に掛かる負荷は相応に大きいからです。
完璧に仕上げようと時間を掛けた成果物が実は仕上がってないとなれば、あらゆる方面でダメージが伸し掛かり、仕事がうまくいかないと嘆く羽目になってしまいます。
自分の完璧が完璧ではない原因は次のことが考えられます。
- 相手の要望を正確に理解できていない
- 状況が変化しゴールそのものが変わった
- そもそも手探りで挑戦的な仕事だった
そして、これらは意見交換不足に起因します。
初めから自分の完璧を設定すると個人的ゴールが見えてしまい、外部とのコミュケーションを不要としてしまいます。
そうではなく、ほどほどのところで都度意見交換すれば、軌道修正は楽ですし、より良いゴールを発見することもあります。
細部の精度はさておき、大枠の流れをどう理解しているか、全体像が理解できていれば都度どこで確認すると効果的かが見えてきます。
先述の全体像の把握、根回しをうまく使い、完璧ではなくほどほどを目指す方が、仕事がうまくいく可能性が高まります。
関連記事:完璧って何基準での話?まずは「ほどほど」で完成形を探ろうと思う
話を真に受けない
人の話を全て間に受けていると何が正しいかが分からなくなります。
人それぞれ考え方もやり方も様々なわけで、全員の話を尊重していると全く動けなくなります。
もしくは話している本人は余談のつもりで話していることもあります。
重要度の低い話まで真剣に聞いていると話にまとまりがなくなり、理解が深まりません。
適度に人の話を聞き流すことも、仕事をうまく回す為には重要です。
人の話を間に受けない、スルーする為には、自分なりの判断基準を作ります。
仕事の全体像を俯瞰し、把握したことを言語化すれば基準はできます。
どの話が有効か、どの話は重要度が低いか、基準に沿って仮説を立てていくことで話の取捨選択ができます。
この時に重要なことは、自分の基準や仮説が間違っていることもあると理解することです。
周囲の話を取捨選択した結果、仕事がうまくいかなかったとすれば、自分の基準や仮説が間違っているかもしれません。
間違っていても落ち込む必要はありません。基準や仮説を立てたことで自分の間違いに気付くことができたわけですし、改善すれば自分を成長させることができます。
関連記事:華麗にスルー 人の話を真に受けないで受け流すと少し楽に生きていける。
やることやらなきゃ仕事はうまくいかないは当然
繰り返しますが、仕事がうまくいかない時間帯は誰にでも訪れます。
悲観的にならずとも、時間が解決してくれるので悩む必要はありません。
ただし、やることやらずに時間が解決してくれると考えるのは間違いです。
何か難しいことをやる必要はありませんが、日々真面目に仕事に取り組むことは大切です。
先述の5つの対策も、仕事がうまくいかない時にだけやることではなく、普段の仕事から実行することです。
何が言いたいかというと、どんな時でも平常心で普段通りの仕事やっとけば大抵のことは大丈夫ってことです。
無理は禁物
もしも、自分がやり切っていると心底思えるのに仕事がうまくいかないのなら、状況はちょっと違うかもしれません。
仕事がうまくいかない原因は、仕事そのものに問題があるかもしれません。
組織や戦略など構造的な問題がうまくいかない原因だとしたら、自分一人頑張ったところでどうにもならない時はあります。
そんな時は、自分を責めて気を病む必要はありませんし、消耗が激しいと感じるのなら十分に休息を取ることも大事です。
場合によっては、部署異動なり転職なりで職場環境を変えることを検討するのもありなのかもしれません。
まとめ
仕事でうまくいかないと悲観的になると、周囲はいつも結果を出しているとか、ミスをしていないとか錯覚してしまいますが、全員うまくいってないことがあると思っておいて差し支えないです。
万人が経験することの解決方法は時間というのが相場です。
普段通り、しっかり仕事をしていれば、ふと気付いた時に仕事がうまく回り出しているのだと思います。
以上、最後までありがとうございます。