努力が結果にすぐに結びつかないことは誰もが理解しているところです。
しかし、いざ自分の結果が出ないと焦燥感や諦めたくなる気持ちが出てくるのも正直なところ。
結果という目的の為に努力しているので、目的が果たせなければ気落ちしてしまうのも仕方がないところではあります。
とは言え、すぐに結果が出ないことも変えようがない現実なわけで、この相反する状況にどう折り合いをつけていけばいいのかを悩む人は多いのかなと思います。
ということで、今回のテーマはローマは一日にしてならずです。
結果が出ない時間帯との向き合い方を知ると、新しい挑戦を諦めていた自分を変えるチャンスが生まれてきます。
結果が出ない時間帯とどう向き合うか
冒頭の通り、努力したからといって結果にすぐ結びつくものではありません。
しかし、厄介なことに結果が出ない失望感は強力で、今挑戦していることを簡単にやめさせてしまう効果を持っています。
すぐに結果が出れば途中で放棄することもないですが、残念ながら努力が結果に即結びつかないという現実は変えようがないので解決策はありません。
ということは、結果が出ない時間帯との向き合い方を知ることだけが努力を継続させ、結果に結びつける解決策になると考えられます。
どう向き合うのかを簡単にまとめると次の通りです。
- 「努力」という考えは捨てる
- 結果を出す為のプロセスを目的にしてしまう
上記の直接的な目的は、結果が出るまでの努力を淡々とこなせるようにすることです。
結果を出す一番のコツは日々の努力を淡々とこなすことだからです。
毎日の行動が結果を生むのですが、結果が出るかどうか気を揉みながら行動し続けることは精神的にキツいです。
淡々とこなすことで日々の焦燥感や失望感を排除することで精神的なキツさを和らげることができます。
「努力」という考えは捨てる
「努力」という考え方を捨てます。
具体的には次の通りです。
- 「自分は努力をしている」という考えを捨てる
- 「自分の努力が足りていない」という考えを捨てる
まず、重要なことは「自分は努力をしている」という考えを捨てることです。
理由は単純で、努力という犠牲を払っているのだから結果という対価が欲しいと考えてしまうからです。
努力と結果が比例しないことが現実である以上、努力に対する対価は考えるだけ無駄です。
淡々と行動することだけが自分にできることです。
ただ「行動する」ことだけを考え、結果までの行程から「努力」という意識を排除します。
そして、「自分の努力が足りていない」という考えも捨てます。
結果が出ないのは自分の努力不足のせいだと考えると余計な焦燥感が生まれてしまいます。
焦燥感はオーバーワークや行動の方向性を頻繁に変える原因になります。
結果を出す為には継続的な行動が必要なのであって、一時的なオーバーワークはあまり意味がありません。
また、頻繁に方向性を変えることもあまり望ましくありません。
頑張り方は人それぞれで、どの方向性が自分に合っているかを理解する為には、ある程度まとまったデータがあります。
そういう意味でも淡々と行動を継続することには価値があります。
ちなみに、先人たちや成功した人のやり方を学べば正しい方向性がすぐに分かるのではという疑問が湧くかもしれません。
以前に比べれば、はるかに行動の方向性を学びやすくなったと思いますが、基礎的な部分は別にして、全ての人に当てはまる万能なやり方というのはなかなかありません。
自分に合っているかどうかを見極める時間が要らなくなったわけではないです。
ただし、やらない方がいいことは普遍的なことが多いです。
先人たちや成功者の人たちから学んで無駄な行動を避けられる確率は上がると思います。
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結果を出す為の行動を目的にしてしまう
日々行動自体に達成感を覚えるマインドに変えてしまいます。
そうすれば、結果が出ない時間帯でもポジティブな感情で焦燥感や失望感と対抗することができます。
全体像を把握して行動する方が効率的なのは間違いありません。
しかし、行動に集中している時も俯瞰したままだと日々の努力や進歩がちっぽけなものに感じてしまう側面もあります。
俯瞰と集中を次のように使い分けると上手くいくかもしれません。
- 結果までの行動の方向性は俯瞰しながら仮説を立てる
- 仮説に基づいて行動を始めたら淡々と作業に集中する
作業に集中している時は俯瞰しません。
そして、「行動したという結果」が出ていると考えるようにします。
そもそも、「本来の結果」とは「淡々と積み上げた行動結果」の集合体です。
要素である行動は十分に評価の対象に値すると思います。
行動したからといって、すぐに結果が出ないのは変えようのない事実なので悩んでも仕方がないのが正直なところです。
当ブログでも度々述べていますが、変えられるのは自分自身だけです。
自分の結果が出ない状況に対する向き合い方を変えると、少しは未来も変えられるのかなと思います。
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すぐに結果が出ないと困る状況への向き合い方
すぐに結果が出てくれないと困る、、、なんて状況も確かにあります。
正攻法で結果が出るまで淡々と行動を継続させるなんて悠長なことは言っていられない状況です。
そんな時には、求めている結果が全て出ないとダメなのか?を考えます。
部分的な結果を出して一時的にでも凌げるのであれば、対応策に幅を持たせることができるからです。
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例えば、独立したてで計画上の利益が出ないと予想されたとします。
計画上の利益がないと資金繰りに問題が出てしまいますが、本当に計画上の経費が必要なのかを考えます。
会社の固定費を下げることができれば目標に届かなくても凌げる可能性がありますし、自分自身の固定費も見直せばさらに幅を広げることができます。
すぐに結果を出すことよりも簡単に対応できます。
もしも、新しい職場で結果を求められているのであれば、特にインパクトのある部分的な結果がないか探してみます。
全ての結果を出すことよりも集中的に一部の結果を出す方が比較的ハードルは低いです。
もしくは、同僚との関係性や職場での態度によって、必要以上に結果を求められている可能性もあります。
結果を出すことに焦りすぎないようにして、なぜんそんな状況になっているのかを冷静に考えることも大切です。
計画していた結果を段階や要素に分けていくことで、比較的難易度の低い結果に分けることができます。
難易度が下がれば必要な時間を圧縮できますし、残りの結果を達成するまでの猶予を作ることができます。
行動してもすぐには本来の結果が出ない現実は変わらないので、どうやって時間に猶予を持たせるかを考えます。
一時凌ぎが助けになる場合もあります。
淡々と行動することが一番結果を出せる方法
結局、淡々と日々行動していくことでしか結果は出てきません。
「10,000時間の法則」と「20時間の法則」というのがあります。
- 10,000時間の法則:ゼロから始めたとしても10,000時間費やせばプロになれるという法則
- 20時間の法則:効率よく学習すればたいていのことは20時間あれば習得できるという法則
相反するような法則ですが、言っていることは同じです。
自分が求めている結果に応じて必要な時間が変わるだけです。
どちらにしても淡々と行動する時間は必要だということです。
20時間の法則であっても1日1時間の行動であれば20日間を要することになります。
休んだり、間を空けたりすれば忘れることもあるでしょうから、さらに日数を要します。
一つのことをある程度できるようになるだけでも、それなりの時間が必要だということです。
- すぐに結果が出なくても焦ることなく淡々と行動できるメンタルを持つ
- すぐに結果が出なくても追い込まれない状況を作る
- 仮説、改善を継続しながら結果までの行程を作る
上記3つを揃えることが、すぐには出ない結果に辿り着く一番の近道なのかなと思います。
まとめ
結果を出すまでの過程で起きる停滞期はもどかしいものです。
焦りは出るし、諦めたい気持ちが沸々と湧き上がってきます。
でも、結果を出す為には乗り越えなければいけない壁でもあります。
ネガティブな感情に負けないように淡々と行動できる自分作りができれば結果に辿り着ける確率は一気に上がります。
「淡々と行動する」をテーマに目標に向けて突き進んでいきましょう。
以上、最後までありがとうございます。