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仕事

一人で起業 スキルがないから起業できないって時に思い浮かべるスキルは何?

「スキルなしで起業できるのか?」といった相談を受ける時があります。

歳食っただけで中身もないので返答に窮するのが正直なところですが、無下にもできず時には頑張って回答を探し出すようにしています。

肝心の「スキルなしで起業はできるのか?」の回答ですが、ガチの「スキルなし」なのであれば無理です。

走りながら都度必要なスキルを身に付ければ良いと言われることがありますが、裏を返せば最低限の走るスキルは必要ということです。

ですが、「スキルがない」のスキルが業界特有の資格、知識や技術など現場よりで、かつ上級レベルに達していないことを指している場合は事情が違います。

スキルなしで起業云々を訊く人の多くは、上記の意図だと思います。

実際のところ、起業という観点では技術的なスキル以上に全体像を把握するスキルの方が大事です。

そんなわけで、今回は「スキルなしと絶望していた俺が実はSSRスキル持ちと判明して無双できるかもしれない件」です。

資格や技術的なスキルは分かりやすいですが、会社や事業を始める為にはもっと抽象的なスキルが大事になるぜって話になっています。

「スキルがない」って時に思い浮かべるスキル

「スキルがない」って時に思い浮かべるスキル

冒頭にも書いた通り、スキルなしで起業ってできる?と訊かれる時のスキルは、専ら資格だったり、専門知識や技術だったりを指していることが多いです。

誤解を避ける為にお伝えしておくと、それらのスキルも大事なスキルです。

専門性が高いスキルを持っていると、より高度なサービスや商品を提供できるわけで、事業の幅を広げることができます。

よほど突飛なアイディアでもない限り、起業しようとしているジャンルには先行者は存在します。

先を行っているライバルと差を付ける為に、より高度なサービスを展開しようと考えることは自然です。

しかし、ライバルに追いつく、あるいは差を付ける為の選択肢は専門的なスキルしかないのでしょうか?

会社や事業全体を見通すと、もっとシンプルな部分でも違いを生むことができることがわかります。

例えば下記関連記事では、固定費を圧縮する事で他社よりもコストメリットが出せることを紹介しています。

関連記事:一人で起業 固定費削減の重要性 【弱者なりに大きなライバルと戦う】

必ずしも、業界特有の専門スキルがないと戦えないわけではないです。

「スキルがない」って時に思い浮かべるスキルだけで起業は成立しない

「スキルがない」って時に思い浮かべるスキルだけで起業は成立しない

資格だったり、技術だったりが重要なスキルの一種なのは確かです。

ただ、それらの資格や技術だけがスキルなのかというと疑問はあります。

なぜかと言えば、それらのスキルだけで仕事は完結しないからです。

例えば、飲食店の場合、誰もが認める美味しい料理が作れることは大きなアドバンテージになりますが、美味しい料理だけでお店が成立するかと言えば難しいと思います。

損益や資金繰りの話が抜けています。

お店の全体像を把握して運営する管理の話、状況を正確に判断し背景や未来を推理する判断力の話なども抜けています。

(そして、どちらかと言えば損益の数字や管理、判断力が長けている方が、お店を上手く経営できると個人的には思います。)

美味しい料理は顧客満足度に関わり、売上につながる材料にはなります。

しかし、売上を決定してしまうほどの材料ではありませんし、利益が出るかは別問題です。

売上や利益が出る仕組みは、美味しい料理だけでなく、コスト(材料費、人件費、家賃など)、席数、滞在時間や回転率、立地条件などとのバランスで決まります。

管理方法やどんな判断を下すのかで損益という数字をコントロールする力がないと売上や利益が出る確率を上げることは難しいです。

もちろん、顧客が多い(売上が多い)ということは戦略の幅が広がり大きなアドバンテージになることは間違いないです。

という感じで、資格や技術のようなスキル以外に、状況に応じた判断を下す為の不定形のスキルも合わせることで組織やプロジェクトは回っていきます。

(そして、不定形なスキルほど管理職向きなスキルだったりします。)

「スキルなしで起業はできるか?」と聞かれる場合、未経験業種への挑戦であることが多いです。

業種特有の技術を指してスキルなしと表現しているのかもしれませんが、管理や判断のスキルは業種に関係なく共通する部分があります。

スキルあるなしを考える時に分かりやすいスキルを気にしがちですが、不定形のスキルを見落としているケースがあると個人的には思います。

「スキルがない」って時に見落としがちなスキルは起業全体に影響力を持つ

「スキルがない」って時に見落としがちなスキルは起業全体に影響力を持つ

カッツ理論なるものがあります。

ハーバード大学教授の経営学者ロバート・リー・カッツが提唱した理論です。

マネージャーに求められる能力を3つに区分したもので、現場に近いほど1 → 2 → 3、経営に近いほど3 → 2 → 1の順で重要性の高いスキルとされています。

カッツ理論
  1. テクニカルスキル
    • 業務遂行能力を指します。
    • 「料理を作る」など、業種ごとに必要となる知識や技術などが該当します。
  2. ヒューマンスキル
    • 対人関係能力を指します。
    • 同僚や顧客、取引先などとのコミュニケーション力、交渉力など対人関係における調整力が該当します。
  3. コンセプチュアルスキル
    • 概念化能力を指します。
    • 組織や事業の全体像を俯瞰して概念化や抽象化したり、本質を見極めたりする能力が該当します。

先ほどの飲食店の例を用いると、「美味しい料理を作る技術」はテクニカルスキル、「お店の全体像を見て管理」はコンセプチュアルスキルに相当するものだと分かります。

一人で起業すれば、現場から経営まで一人で行うことになるので、3区分全てが重要性の高いスキルですが、やはり最も重要なスキルはコンセプチュアルスキルです。

事業の行動計画、損益計画を立てる為に必要なスキルだからです。

事業を概念化することで本質的な行動計画を立てることができ、その行動計画での損益を予測することができます。

テクニカルスキルに優れ完璧に業務を遂行しても、そもそも破綻した事業計画であれば、計画通りに破綻した結果が出てきます。

逆に、コンセプチュアルスキルに優れ本質的に上手くいく事業計画であれば、テクニカル / ヒューマンスキルを持った人を雇うか外注する手段もあるので上手くいく可能性が高いです。(一人で起業のコンセプトからは逸脱するので極論ではありますが)

業種ごとで商習慣の違う点はありますが、コンセプチュアルスキルの基本は変わりません

そして、普段からこのスキルを鍛えることができます。

今の行動や業務の目的を理解しようとすると、自然と全体を俯瞰し本質がどこにあるかを見抜く能力が養われます。

起業を考えているなら、普段から意識しておくといいかもしれません。

とはいえ「スキルがない」って時に思い浮かべるスキルも起業には要る

とはいえ「スキルがない」って時に思い浮かべるスキルも起業には要る

コンセプチュアルスキルの重要性を説明してきましたが、テクニカルスキルやヒューマンスキルを軽視しているわけではありません。

繰り返しになりますが、重要です

起業しようとしている業種のテクニカルスキルが全くなければ、現実味のある事業計画を作成できませんし、イメージ通りに実行することもできません。

人との関わりは避けて通れないので、ヒューマンスキルが拙ければ、顧客との良好な関係性は作れませんし、取引先との交渉や調整もままなりません。

前項で極論的に外注という手段を書きましたが、さすがに知識ゼロだと漠然としたイメージしか伝えられないので、仕上がりを見たらイメージと違う、、、なんてこともあり得ます。

ヒューマンスキルは、コンセプチュアルスキル同様、どの業種でも要求される場面があるので普段から鍛えるチャンスがあります。

自分の意見や要求だけでなく、相手の背景や感情にも思考を巡らせることで対人関係能力は強化されていきます。

関連記事:【根回しはくだらない】「= 相互理解」って考えると大事な気がする

関連記事:議論で相手の同意を引き出す方法は、双方のメリットを提案できるかがほぼ全て

テクニカルスキルは、業種特有の知識や技術があるので自発的に学習しないと得られないスキルがあります。

経験のある業種であればテクニカルスキルは身に付いていますが、スキルなしで起業を考えている人はスキルの学習が必要です。

しかし、業種特有のスキルを全部覚えようとすると起業するまでに時間を要します。

ビジネスチャンスを見つけても、始動が遅いとチャンスを失うこともあるので時間は大切にしたいところです。

そんな時は、コンセプチュアルスキルを応用して、走りながら必要スキルを学習するといいかもしれません。

事業の全体像と自分自身の状況を把握すれば下記が分かります。

  • 現状の自分でできること
  • 身につけるべきスキルの優先順位
  • 本質を理解して行動できるのでスキルの飲み込みが早い

上記によって、短中長期的な計画で必要スキルを学習できるので、限られた時間の中で学習効率を上げられます。

基礎的なスキルは起業前に準備した方が良いですが、実践的スキルは状況に応じて都度学習が可能です。

コンセプチュアルスキルの重要性を理解しておくと、それ以外のスキル習得にも役立つので、結果として起業の成功率を上げられます。

「スキルが何もない」と起業はできない

「スキルが何もない」と起業はできない

冒頭の通り、正真正銘スキルが何もない場合は、起業はおすすめできません。

失敗する確率が一気に跳ね上がります。

業種特有のスキルがなくても、何かしらスキルがあれば突破口を見つけられる可能性があります。

しかし、スキルが何もないとなると五里霧中です。

まずは何かスキルを身に付けるところからスタートした方が良いと思います。

「独学」「学校に通う」「就職する」「副業的に低リスクで始めてみる」など、スキルの身に付け方は色々あります。

ただ、実戦の中で身に付けたスキルが一番使えるスキルだと思うので、「就職する」「副業的に低リスクで始めてみる」が個人的にはいいと思います。

起業は難しいことなんて何もなくて誰にでもできることです。

でも、起業して成功している人たちは、仕事の為にあらゆる行動を取っています。

起業したいと考えている人は、まずは我武者羅に行動してみると自分の夢を手繰り寄せることができるかもしれません。

まとめ

一口にスキルと言っても多種多様です。

いわゆる「手に職」と呼ばれるようなスキルは見た目で分かりやすいですが、管理や思考に関するスキルは不定形ということもあり、無自覚に取得していることがあります。

もしくは、汎用性が高いことから特別なものではなく、スキルと考えていないこともあります。

しかし、不定形なスキルこそ起業する為に重要な能力です。

偏見にとらわれず、自分がやっていること、できることを見直してみてください。

起業を引き寄せる凄いスキルに気付くかもしれません。

以上、最後までありがとうございます。

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