全力疾走すると動悸がちょっとヤバくなってきた今日この頃な私。
体力の限界を覚えてます笑
仕事や日常生活においても、全力を出すことがあると思います。
周囲の評価や自分の成長に繋がることもあるので大事なことですが、常に全力出し続けるのって息切れしません?
程よく手を抜けば、もっと長く安定した力を発揮出来ると思うのですが、如何せん手抜きって悪いイメージ持たれがち。
手抜きは全然悪くない!! メリット満載だ!! とアピールしたいのが今回の目的です。
内容は、こんな感じ。
- 手抜きは悪いって先入観は本当なのか?
- 手抜きで得られるメリット
- 手抜きをする方法と注意点
上手に手抜きが出来れば、実は良いことあるんじゃないのって内容を独断と偏見たっぷりに解説していきます。
手抜きは悪いことなのか?
考えられた手抜きは悪くないです。
だって、常に全力出してたら息切れしません?
私は無理なんで、いける!! と感じた瞬間に手を抜きまくりです。
もちろん全力を出すことは大事ですし、全力を出すことで自分の性能が底上げされるメリットもあります。
こんな記事書いてるくらいなので、全力で追い込むことも嫌いじゃないです。
関連記事:自分を仕上げる 時には追い込んで疾走感を味わうおっさんの嗜み
でも、常に全力を維持することは体力使うし、いずれは精度が落ちてきて余計に頑張らないといけない状態になっていくことは必至。
何事もバランスが肝要で、手を抜ける時には、しっかりと手を抜くことで、いざという時の為に力を蓄えることも大事です。
考えられた、デザインされた手抜きはむしろメリット満載というのが私の考えです。
手抜きにはメリット満載
手抜きのメリットを一言でまとめると余力が出来るです。
余力が出来ることで各方面に好影響をもたらします。
いざという時に余力がある
日常でも仕事でも、思い通りに事が運ぶことばかりじゃないです。
割り込みで入る案件、思わぬトラブルなど、想定していない急な対応に迫られることは日常茶飯事です。
そんな時に常に100%で走り続けていると、余力がない状態なので120%とかで走らなければいけません。
瞬間的なことなら、まーギリギリやれないこともねーか、、、って気分ですが、そんな都合良く終わってくれる話ばかりじゃございません。
120%で走り続けてたら人間ダメになっちゃうので、平時は80%くらいの手抜きで走ることで余力を持つことが出来ます。
方向転換が楽
移り変わりが激しい現代に生きる我々。
ちょっと前まで良しとされてたことが、急に通用してなくね、、、?なんてことは多々ある話です。
じゃあ、方向転換だなって思っても、そう簡単に出来るもんじゃないです。
- 本当にすべきなのか?
- 方向転換先はどこ?
- 方法はどうするか?
- 念の為、従来式もやっておくか?
などなど、「よっしゃ!! じゃあ、あっち行こう」ってシンプルな話で済むわけがなく、余力は必要です。
自分一人のことなら強引に出来なくもないかもですが、組織やチームで動いていると決めなきゃならんことが、いくつか出てくるでしょうし余裕って大事。
手抜きを上手く使えば、余裕が生まれます。
手抜きがさらなる余力を生む
余力を残した状態だと、全体を俯瞰して見る余裕が生まれやすいです。
全力で追い込まれた状態が続くと目の前のことしか考えられなくなります。
全体の構図やスケジュールを考えずにひたすら猪突猛進では、効率の良い方法を見落とす可能性がふんだんにあります。
手抜きによって余力を残すことができ、効率的に仕事などに取り組めるので、結果的にさらなる余裕を生み出します。
手抜きをすると優しくなれる
余裕がないと、人間なかなか優しくなれないものです。
クッソ忙しい時に声掛けられると若干トゲのある対応になってしまうことってあると思います。
適度な手抜きを覚えることで、周囲の人に優しく出来て人間関係を円滑にしてくれます。
後輩や部下が自分に声を掛けづらそうにしているのなら、もしかしたら自分に余裕がないオーラが滲み出てしまってるのかもしれないです。
手抜きが周囲の雰囲気を変える!? かもしれません。
手抜きによってストレス軽減
全力を出すことは疲れます。それが続くとなると心身のストレスは、相当なもんです。
バランス良く手を抜くことで、ストレスを緩和することが出来ます。
人間関係や判断力や健康面など、ストレスが原因でパフォーマンスが落ちるモンは色々あります。
パフォーマンスが落ちれば余力がなくなるわけで、ストレス由来の悪循環の出来上がりです。
逆にパフォーマンスが上がれば好循環が生まれるので、ストレス緩和はめっちゃ大事。
上手く手を抜くことでストレス少なめ好循環な生活が送れます。
という感じで手抜きのメリットが満載なことが分かったと思います。
じゃあ、どうやって手を抜くのかってのを次で説明します。
手抜きの方法
手を抜くことで何を得たいかを逆算していくのが基本です。
繰り返しになりますが、手抜きで余力を生み出すことが一番の目的になるので、手抜きが原因で余計に案件がややこしくなってしまうのは本末転倒です。
手を抜いて良いものやタイミング、不安なく手抜きが出来る準備をすることが必要です。
重要度を把握する
手抜きは良いもんだとは言いましたが、何でもかんでも手を抜きゃ良いってもんでもないです。
それなりな完成度を求められるのか、ある程度雑でも良いのか。
納期がギリギリなのか、後回しでも大丈夫なのか。
案件、仕事ごとの重要度を把握することは、手を抜く上で大事なことです。
それなりな完成度が必要な案件で手を抜いて余計なトラブルが発生しては本末転倒ですし、納期がギリギリな時に手を抜いてる暇なんかねーよって話です。
逆に、ある程度雑な仕上がりでも良いのに追い込む意味はないですし、後回しでも良いものを余力が少ないとこにブッ込む必要はないわけです。
重要度を把握すると手抜きが格段に上手くなります。
関連記事:仕事ができる人。逆算思考、比較しない、お願い、が自然にできる人なのかも。
ルーティーン作業は洗い出しとく
慣れている作業に取り掛かるには、さほど準備も気合いも要らないです。
こういう作業は、突然空いたスケジュールなどの隙間時間に行っておくことがおすすめです。
先方の都合で予定が突然空いてしまうことってあると思いますが、サーってどーすっかなと一旦考えてしまっては時間が勿体ないです。
もしも時間が空いたら、これをやるっていうものを決めておけば考える時間は不要ですし、効率が上がります。
結果的に手抜きが出来るチャンスが増えます。もちろん疲れていたら、これほどの手抜きタイミングもないので、しっかり休息するというのも手です。
少し話がずれますが、ルーティーン系の作業は出来ることなら自動化やテンプレ化しておくのも手です。
手抜きっていうか効率考えたら、やった方がいいよねって話です。
自分のキャパを把握する
自分に余力を持たせる為に手を抜くわけですが、自分のキャパが把握出来てないと余力が生まれてんのかどうなのかが分かりません。
目的無き手抜きはタダのサボり(?)なので、自分のキャパを把握しときましょう。
それと自分のキャパを把握していないと問題になる可能性があることが、手抜きし過ぎた、、、ってヤツです。
自分のキャパ以上に手抜きし過ぎた結果、残された案件が終わんなくね、、、?ってな状態になっている可能性があります。
夏休み最終日の宿題みたいな状況も否めないわけで、そうなったら手抜かなきゃ良かったという結末になりかねません。
自分のキャパは把握しときましょう。
固定概念を捨てる
固定概念は手抜きの敵です。なぜなら、手抜きには変化が必要だからです。
手を抜く為には既存の方法のままでは難しい時がよくあります。工夫だったり、手順の省略だったり、手順の入れ替えだったり、何らかの変化が必要です。
「こうあるべき」、「こうするはず」といった固定概念があると手抜きの障害になります。
そして、変化は人間が嫌うことの一つでもあるので拒否反応が生まれがちです。
固定概念を捨て、何が大事なのか、効率が良いのか、自分にとってストレスがないのかを考えて、柔軟な発想で手抜き方法を模索します。
ちなみに、固定概念は時として惰性なだけであることもしばしばです。
「こうあるべき」、「こうするはず」という正しそうな表現で取り繕ってますが、実際には何も考えてないだけな場合も多いです。
逆にバランスの良い手抜きは頭を使います。どっちの方が実際には悪いんだって考えることがよくあります笑
関連記事:ゆるく生きる。頑張らない。こだわりなんかは求めない。
周囲の状況を把握する
周囲のみんなが忙しそうな時に、これ見よがしに手抜きを見せないことも大事なテクニックです。
なぜなら、無駄な軋轢を生むから。
逆に手抜きによって、自分に余力がある状態なら周囲のフォローをしてあげれば手抜きの価値が上がるってもんです。
もしも、その後に仕事を押し付けられる環境であれば余計なことはせず、手抜きを見せないに留めるだけでもいいと思う、、、
ともかく、周囲への配慮は忘れないようにしましょう。
関連記事:議論で相手の同意を引き出す方法は、双方のメリットを提案できるかがほぼ全て
完璧を求めない
手抜きが苦手、余裕がない人の特徴の一つとして、完璧を求めがちなことが挙げられます。
完璧を追い求めることは悪いことではないですが、余裕を失うほど追い込んでしまうと逆にクオリティが下がる気がします。
っていうか完璧って何さ?という話でもあります。
自分で完璧って思っていても、人から見たら完璧じゃなくね?ってことあります。
自分で勝手に思う完璧を目指して時間を掛けるのではなく、大体の人が80点くらいに見える出来栄えを目指す方が健全です。
人生を懸けて、その道を極めると考えてるモノでもない限り、完璧は求めず、程よく手を抜くことを考えます。
関連記事:完璧って何基準での話?まずは「ほどほど」で完成形を探ろうと思う
手抜きとやる気がないを混同しない
やる気がない時って手を抜きたくなります。
が、この手抜きはダメな手抜きです。
正しい手抜きとは、ちゃんと意味がある手抜き。
つまり、手を抜くことで、いざという時に対応出来るようにするとか、クオリティを上げるとか、心身の健康を保つとか、意味がちゃんとある手抜きのことです。
なんとなく今日やる気ねーわー、てー抜いとくわー、みたいな煩悩に塗れた手抜きはタダのサボり。
なんの為なのか、意味を考えた手抜きとサボりを混同しないようにします。
無意味な手抜きはしない
無意味な手抜きはしないことは重要です。
雑、サボり、真剣にやってない、手抜きって聞くと世間一般のイメージってこんな感じだと思います。
使う言葉が悪い気がしなくもないですが、意味のない手抜きが存在することも悪いイメージの一因です。
無意味な手抜きをすると、周囲からの反感間違い無しな上、手を抜いた結果のリターンもないので、メリットがなんも無い結末を迎えます。
- 緊急性のある案件に即応する為
- 全体を見通す余裕を作る為
- 心身の健康を保つ為
手抜きをすることで得られるメリットを考えながら手抜きをしなければなりません。
手抜きが悪くないを分かって欲しい
とはいえ真面目な日本人。
まだまだ、長時間労働や見た目の忙しさが良く働く人という印象が持たれがちです。
手抜きなんて以ての外な場面もまだまだあります。
程よく手を抜くことで生まれるメリットがもう少し広まって欲しいなという思いがあっての今回のテーマ。
我武者羅に目の前のことに打ち込むだけでなく、全体を見通す余裕をみんなが持てたら、少しは日々にゆとりが生まれるのかなと思っています。
まとめ
考えられた手抜きは悪くない。
そんなまとめたちです。
- いざという時に力が残っている
- 柔軟な対応が出来る
- 優しくなれる
- ストレス軽減
- 重要度を把握する
- ルーティーン作業を洗い出す
- 自分のキャパを把握する
- 固定概念を捨てる
- 周囲の状況を把握する
- 完璧を求めない
- やる気がないと混同しない
そして、手抜きの一番重要なポイントは無意味な手抜きはしないです。
手抜きを使いこなして、ゆとりを持って仕事や日常に対応出来るようにしたいです。
以上、最後までありがとうございます。