日々の積み重ねが成長に繋がるなんぞ重々承知。
しかし、人間なんて怠惰が大好物。
大抵のことは明日やろう、になってしまいます。
日々の積み重ねって難しいです。
そんな自分にグッバイといきたいとこなわけで、なんか良い方法はないのかと。
あります。それは習慣化。
習慣化のコツを掴めば、怠けたい、やる気がないといった、ダメな自分と戦う必要すらなく、日々の積み重ねが出来るようになります。
こんなことが解決出来る内容です。
- 何をやっても三日坊主で続かない
- やった方が得なのは分かるけど面倒くさい
- 上手くいかないと見切りが早い
最初に習慣化のポイントまとめるとこんな感じ。
- 続けていることが何よりも素晴らしいことと知る
- 日々の目標は極限まで負荷が軽いものにする
- ともかく毎日やる
細かい話はこの後に。
習慣化とは
意思の力を借りず、無意識に行動すること。
ただ行う。それが習慣化です。
私たちは、日々、習慣化された行動を結構やってます。
例えば、起きたらカーテンを開けるとか、歯磨きとか、手洗いとか、こんな行動。
これらの行動を思い浮かべた時に、特段何かを意識することって無いと思います。
ただ行う。これが習慣化です。
どうしても継続出来ないの!!ってことに応用出来たら素敵じゃね?
無意識で練習とか学習とか出来るので、欲しいスキルはなんでも身につくじゃんと考えてしまいます。(ある程度のレベルまで)
しかし、ここで一つの疑問が湧いてきます。
正直、カーテン開けるとかは習慣化うんぬんの前に、やること自体のハードルは高くないです。
カーテン開けるのに特殊な技術は要らないですし、歯磨きも面倒臭さと口臭さを天秤に掛けたら磨くよねって話ですし、継続に対する難易度は高くない。
習得に時間や忍耐が必要なものも無意識で出来るのかい?という疑問が湧いてくるわけです。
実はやってる習慣化
そんな疑問に答えを出すべく、自分がこれまでに継続出来ていたことってないかを振り返ってみます。
- 英語学習を兼ねた海外ニュースを読む
- ブログ作成作業
- 決まった時間に起床
ざっと思いつくとこで、こんな感じで見つかりました。
私の場合は、これらの行動は特段意識せずに行動していることです。
そして、実は誰でも習慣化の経験自体は色んなとこで発見出来ます。
特段意識せずに行動するが故に、習慣化出来ている事実に多くの人が見落としがち。
毎日の読書、昼食に手製の弁当持参、早寝早起き。
などなど、人によって様々ですが無意識に行なっている行動は大体習慣化されたものです。
こいつら別にハードル高くなくね?って思いますか?
習慣化してない人には、結構ハードル高い内容だと思います。
毎日の読書を今までやっていない人が、急に今日から毎日読書って言われたら結構きついです。
今まで昼食は外で済ませていた人に、今日から毎日弁当作って持ってこいと言っても、下手すりゃ一日と続かないかもです。
こんな感じで、習慣化出来てしまうと気付かないですが、習慣化出来ていない人からするとハードルが高いことをみんなやっていたりします。
ということで、ハードルが高いことでも習慣化出来るという話です。
習慣化のメリット3つ
ここまでで、習慣化のメリットに継続して物事に取り組めるということが分かってきました。
積み重ねが出来るということが呼び水になって、色々なメリットが生まれてきます。
- 目標達成の確率が上がる
- 新しいことに挑戦しやすくなる
- 自信がつく
目標達成の確率が上がる
習慣化によって、継続して積み重ねが出来るので目標達成の確率が上がります。
逆に、習慣化出来ないと余程才能あるとか、目標設定がめちゃくちゃ低いとかでないと目標達成の難易度は結構高いです。
なぜなら、人間は怠惰な生き物だから。
思い立った瞬間は、モチベーションMAXなんで怠惰に対抗出来ますが、日を追うごとに低み低みへまっしぐら。
モチベーションとか、感情とかに頼ると怠惰が最後は勝ちます。
習慣化して意識を排除することで、怠惰とそもそも戦わずに済みます。
新しいことに挑戦しやすくなる
「新しいこと」とは、言い換えれば「変化」があるということです。
人間は、変化が嫌いな生き物です。
新しいことに挑戦するという前向きな気持ちでさえ、最終的には変化を嫌う習性には勝てません。
習慣化のコツを掴むということは、この習性への対抗手段を獲得しているとも言えるので、新しいことに挑戦しやすいです。
自信がつく
習慣化、継続出来たという経験そのものが自信になります。
習慣化、継続によって、出来るようになったスキルが自信になります。
「出来た」という成功体験は、一番の自信の源です。
小さな積み重ね、成功体験は自己満足には十分です。
三日坊主の原因4つ
三日坊主、習慣化が難しい理由を一言で済ませるなら、めんどーだから。
人間、怠けたい気持ちは湧いてきますし、わざわざ今までの生活を変化させることに憂鬱な気分になるのも仕方ないことではあります。
意思や感情の力に頼ると、弱い自分との戦いになってしまうわけです。
具体的に原因を見ていくと、次のような理由になります。
- やる気に頼るから
- 目標が高すぎるから
- 結果をすぐに求めるから
- やらなくても困らないから
やる気に頼るから
やる気って、やり始めてから湧いてきません?
私の実体験として、趣味でフットサルをやってた時のものがあります。
友人と約束してはいるものの、朝起きたら全く気分が乗らん、、、
足取り重くフットサル場に向かうわけすが、ゲームが始まるや否や朝の自分はなんだったのか、懸命に駆け回る中年男子。
「やる気 → 行動」ではなく、「行動 → やる気」の順番なんじゃないのかなと思うわけです。
今日はやる気がないっていうか、行動しなけりゃ毎日やる気がないの間違いな気がします。
目標が高すぎるから
目標が高すぎると挫折します。
最終的なゴールのイメージを持つことは大事ですが、日々の小さなゴール設定をしておかないと現実の自分のレベルに落胆する羽目になります。
マラソン完走が目標だとして、初日に走れるかって話です。
徐々に走れる距離を伸ばしていくのが普通じゃねと思います。
それと自分のイメージの成長スピードと現実の成長スピードには乖離があるものです。
成長曲線というもので可視化されることがあります。
こんな感じ。
かいつまんで言えば、自分のイメージでは成長は一定ですが、現実は初期段階ではなかなか成果が見えず、ある地点に到達すると急激に成長し始めることをグラフに表したものです。
特に始めたてで、イメージの成長に合わせた目標設定をしてしまうと、大体達成出来ないので、もれなく気持ちが萎えます。
現実は厳しい、、、
結果をすぐに求めるから
繰り返しになりますが、成長曲線の通り、始めたての頃の成長は大したことないです。
新しく挑戦したことを実用的なレベルに持っていくには、自分がイメージしている時間よりもずっと長い時間が必要です。
しかし、自分のイメージが先行してしまって、この位すぐに出来るようになるだろうと、すぐの結果を求めがちになります。
当然出来ないわけなので、継続することをやめたくなります。
欲望があるから行動を起こせるので、欲望は大事なものですが、欲望をコントロール出来ないと失敗の原因になります。
関連記事:期待するって身勝手じゃない? 期待しない・されない平穏な生き方
やらなくても困らないから
やらなきゃやらないで生きていけるっていうのは、言い訳としては十分です。
やらなきゃ死んじまうってことなら、四の五の言わずに始めます。
やらなくても困んないことは、怠けたい気持ちが勝ればやめちゃいます。
新しい趣味は人生に多少の彩りを与えてくれます。
新しいスキルは可能性を広げてくれます。
分かっちゃいますよ。でも、今困ってないんだもん。
無駄に思考を働かすと継続って難しい、、、
習慣化のコツ5つ
三日坊主の原因の通り、意思や感情が介入することで良い結果にならないことが分かると思います。
やる気に頼るとか、ずっと先を見据えるとか、余計なことを考えてはダメ。
如何に自分に頼らず、日々の積み重ねを行えるシステムを構築するかが習慣化、継続の鍵になります。
- 手段を目的化する
- 極限まで低い目標から始める
- 毎日やる
- やる時間帯は設定しない
- 有言実行
手段を目的化する
本当の目的は一旦忘れて、やること自体を目的とします。
練習や学習の意義なんて考えません。
先を見据えるから余計な思考が働くので、先なんか見ません。
本来の目的は、きちんと習慣化出来てから考えれば良いです。
継続しなけりゃ、先のゴールなんてずっと到達出来ないので。
極限まで低い目標から始める
絶対に出来る目標を設定します。
例えば、マラソンが目標だとして、まずは「ジョギンする」を目標にします。
距離や時間は設定しません。
毎日1km走ると設定したとして、今まで走っていなかった人にとっては、そこそこキツいです。
もしかしたら、走れない日があるかもしれません。
出来なかったという経験は心にきます。
大事なのは、やったという事実で、その事実が蓄積されることで、走ることが当たり前になってきます。
それから、1kmとか30分とか数値目標設定すれば良いです。
関連記事:長所と短所はどちらを伸ばすべきか考察 楽な短所の伸ばし方も考察
毎日やる
習慣化させようって話なので、毎日やることは必須です。
その為に、やること自体を目的化させ、日々の目標を極限まで低くしました。
毎日やることが当たり前になると、今度はやらないことが変化になるので、やらないという選択肢が気持ち悪くなります。
ここまでくると、大分習慣化に近づいてきてます。
継続するのって当たり前じゃん?と周囲をイラっとさせられるくらいナチュラルに言える自分に仕上げます。
関連記事:自分を仕上げる 時には追い込んで疾走感を味わうおっさんの嗜み
やる時間帯は設定しない
毎日やることが大事なのであって、時間帯は関係ないです。
そもそも、忙しい現代人にイレギュラーは付きものです。
決まった時間に出来ないことはよくある話で、一日の中のどこかでやったらOKです。
それと、時間帯を設定してしまうと、時間通りに出来なかったことも、出来なかった自分になるので、出来なかった自分という自信喪失に繋がってしまいます。
出来なかったという事実が発生するリスクは少しでも減らします。
有言実行
自分の意思や感情には頼らないと繰り返してきましたが、唯一自分の感情を利用した方法かもしれません。
周囲に宣言した挙句にやらなかったらカッコ悪いじゃん。
逆に、やりきったら、凄い!!、カッコいい/// と称賛の嵐です。
見栄を張るってイメージ悪いですけど、誰でも見栄ってあると思うし、生きる上で必要で便利な感情だと思うんですよ。
そんな感情を最大限利用します。
まとめ
効率のいい方法を探したり、一つ一つの意味を考えたりすることは大切なことですが、そもそも継続してやれなければ意味がないです。
まずは積み重ね。これが目標達成には不可欠です。
そんな積み重ねを手助けしてくれる相棒が習慣化です。
- 手段を目的化する
- 極限まで低い目標から始める
- 毎日やる
- やる時間帯は設定しない
- 有言実行
習慣化を武器に、どんどん新しいことに挑戦していけたらと思います。
以上、最後までありがとうございます。