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学び

人の話を素直に聞きたいと思う時は一晩寝るといい

人の話を素直に聞けない時ってあると思います。

自分には自分の考えがある。自分だってそれなりに経験がある。自分の思いが先行する。

人の話を素直に聞けない根本的な原因は、相手との考えの違いに上手く対処できないからです。

解決策は理性を鍛えること。その為には人の話を聞いて良かったと思える成功体験が必要。

そして、そんな成功体験を得るには一晩寝ればなんとかなります。

「素直に聞く」は一朝一夕で成せません。小さな成功体験の積み重ねが徐々に素直さを伸ばしてくれます。

今回は、素直な一歩目をどう踏み出すかがテーマです。

人の話を素直に聞くとは

人の話を素直に聞くとは

人の話を素直に聞くとは、理解しようと耳を傾けることだと考えています。

  • 感情的に聞かない
  • 話を遮らない
  • 自分の話をする時は聞き終えてから

その為には、上記の姿勢を常日頃から意識することが大切です。

自分が話す側の時に、対立的な態度や話を最後まで聞いてもらえないことをイメージすると分かると思います。

萎えます。あまり関わらないようにしようとか、放っておこうとか、そんな気分になります。

相手も同じで、話に耳を傾けてもらえないと感じれば会話の回数は減っていき、こちらは新しい情報や改善の機会が減っていきます。

人の話を素直に聞くことは、自分の成長を促しやすい環境を作る手段の一つになります。

○「素直に聞く」と関係ないこと

人の話を素直に聞くことが、無条件で受け入れることではないとも考えています。

人の話が絶対的に正しいということはありませんし、決断を下し言動に責任を持つのは自分自身です。

無条件で受け入れることは、素直に聞くことではなく、鵜呑みにすることです。

人の話をしっかり聞き、理解に努め、自ら判断することが自分の為になると思います。

人の話を素直に聞けない理由

人の話を素直に聞けない理由

考えが違うことをどう受け止めるかで、人の話を素直に聞けるかは変わります。

議論でも助言でも、今の自分とは違う考えを提示される機会が多いです。

この時、自分を否定されたと感情的に受け止めれば、人の話を素直に聞けなくなります。

感情に焦点が合い、話の内容がそっちのけになるからです。

それぞれ考え方が違うのは当然です。

考えの違いは当たり前のことと受け止め、話そのものに焦点を合わせなければ、人の話を素直に聞くことはできません。

○自分の考えがないことは素直に聞ける

全くの門外漢の分野を思い浮かべてみてください。

人の話を素直に聞くイメージが持てると思います。

自分の考えを持てるほど知識がなく、自信もないからです。

考えの違いや感情に意識が向かなければ、人の話を素直に聞けるようになります。

人の話を素直に聞くことは難しい

人の話を素直に聞くことは難しい

考えの違いは自然なことと受け止め、話そのものに集中すると素直に聞くことができます。

やることはシンプルですが、実行するのは非常に困難です。

誰でも持っている感情や欲求が、考えの違いの受け止め方を歪めてしまうからです。

  • 自分の考えを大事にしたい感情がある
  • 経験や知識からくる自信がある
  • 自分の考えを主張したくなる

自分の考えを大事にしたい感情がある

誰でも自分を大事にしたいものです。

自分の考えと違う話をされると無意識に否定されたように錯覚します。

自然体で受け止める方が得であることを経験し、理性で押さえ込む方法が有効なのですが、日頃から意識して経験を積む必要があり、一朝一夕で身に付くものではありません。

経験や知識からくる自信がある

人は少なからず自信があり、考えの否定という受け止め方をすると反発心が生まれます。

すると、自分が正しいという対立的な聞き方になり、人の話全部を受け入れられず素直に聞くどころの話ではありません。

絶対的に正しさなんてないわけで、二元論的な考え方はより良くなる可能性を排除してしまいます。

経験や立場が上がるほど、どちらが正しいかとう幻想に囚われがちです。

自分の考えを主張したくなる

自分が否定されている、自分が正しいと少なからず感じていれば、余計に主張したくなります。

結果、話を遮る・反抗的な態度を見せるなどの行動に繋がり、素直に聞くからは程遠い状態に陥ります。

話を聞かず、自分の主張に固執すると新しいものは何も得られません。

違いの受け止め方が上手くないと改善できません。

○相手も同じである

相手にも同様の感情があるので、こちらが素直に聞く気がない様子を見せれば、否定などの対立的な感情を抱くことだってあるわけです。

たまに見る各々の主張を激しく展開するだけで話の本質から外れていく話し合いは、人の感情が理由なのではと思います。

きっかけはどっちだとか、どちらが悪いとかいう話ではなく、考えの違いに固執する・感情に振り回されることが、話の理解を妨げる可能性があることを知っておくことが大事という話です。

という感じで、元々人が持つ感情や欲求が原因なので、少し意識したからといって、人の話を素直に聞けるようにはなりません。

日頃から人の話に耳を傾ける心構えを作り、繰り返し実践していくしかないので難しいです。

人の話を素直に聞く方法

人の話を素直に聞く方法

これから素直に聞くことを目指すなら、当面のゴールを「無事に一晩寝る」と設定するといいかもしれません。

先述の通り、違いを自然に受け止めることは難しいです。

一方で、一時の感情を長く保てるほど体力がないことも人の特徴です。

一晩寝るだけでも感情は落ち着き、考えの違いを自然なものと受け止められます。

具体的には次のステップを経ます。

人の話を素直に聞く方法
  • 人の話を聞くことに徹する
  • 一晩寝て感情を落ち着ける
  • 落ち着いてから理解・判断する

考えの違いの受け止め方が上手くできないことで、素直に聞く姿勢を阻害してしまうのなら、考えることをとりあえずやめてしまおうというのが主旨です。

人の話を聞く時はひたすら聞くだけ、考えず理解もしない、ひたすら感情を抑えることだけに集中です。考えるのは後からにします。

人の話を聞くことに徹す

相手の話を遮らず、まずは聞くことに徹します。

聞き流すくらいの心構えでいいです。

考えの違いの受け止め方が安定しない中で、人の話の理解を深めようとしても、考えの違いに執着してしまい自分の正しさを主張したくなるだけです。

何を言っていたか、後で思い出せれば問題ありません。

相手の話を遮らないで聞く姿勢をまずは練習し、感情を抑えることのみに集中できるようにしましょう。

一晩寝て感情を落ち着ける

話を聞き終えてすぐでは、考えの違いに対する新鮮な感情は残ったままなので、話の内容を冷静に考えることは難しいです。

せっかく聞くことに徹した意味がなくなってしまうので、心を落ち着ける間を作ります。

先述の通り、感情を保ち続けられるほど体力はないですし、聞くことに徹して感情を抑えた効果も重なり、大体一晩寝れば落ち着きます。

起きた時には相手はいないので再び感情が呼び起こされることもありません。

一晩寝るは、人の話を素直に聞くにはうってつけの解決策だと思います。

落ち着いてから理解・判断する

落ち着きを取り戻したら、ようやく本題です。

人の話の内容を冷静に理解し、取捨選択の判断を下していきましょう。

大抵のことに、絶対的な正しさはありませんが、逆に絶対的に間違っていることもほとんどありません。

冷静に考えると、人の話には自分の成長に繋がるヒントが結構隠れているものです。

聞き上手になって、より良い考え方・やり方を見つけていきます。

○最終的なゴールは素直に話が聞けるようになること

「無事に一晩寝る」は、人の話を素直に聞けるようになる準備段階みたいなものです。

人の話を聞くとメリットがあるという経験値を積み、理性で感情を抑えられるようになることを目的としています。

考えの違いに固執してしまうくらいなら、聞き流してでも聞くという姿勢は、相手にとっては素直に聞いていない態度の一種でしかないわけですから。

人の話を聞くことに価値を感じられるようになると、考えの違いを自然なものとして受け止められるようになります。

最終的なゴールは、話を聞いている真っ最中に、理解しようと耳を傾けられるようになることです。

  • 感情的に聞かない
  • 話を遮らない
  • 自分の話をする時は聞き終えてから

上記ができるだけでも、人の話がスムーズに理解できるようになります。

実際に話を参考にするかは人それぞれですが、少なくとも理解をした上で判断を下せるようになれればと思います。

人の話を素直に聞き流していい時もある

人の話を素直に聞き流していい時もある

人の話に素直に聞くことはコミュニケーションにおいて大事な姿勢ですが、全ての話を真剣に理解しようとする必要はないです。

相手の都合だけで話が展開される

相手の都合だけで内容が埋め尽くされている話を真剣に受け止めていたらこちらの気力も体力も続きません。

無意味に事を荒立てる理由はないので、対立的な態度で臨む必要はありませんが、思い切って全力で聞き流してもいいのではと思います。

相手には相手の都合が、こちらにはこちらの都合があります。

耳を傾けている姿勢は余計な衝突が起きないので便利ですが、周囲に何を言っても大丈夫と思われない程度には距離を保つことは大事です。

あからさまに悪意がある

あからさまな悪意に対しては聞く耳自体が必要ありません。

悪意のある話を放置することで、害が大きくなりそうであれば何らかの対処が必要ですが、そうでない限りは無視、もしくは一言の反論だけで十分です。

必要以上に反論してしまうと自分も相手と同レベルでの言い争いに巻き込まれてしまいます。

自分の価値をわざわざ下げてしまうことはないので、華麗にスルーする術を身に付けましょう。

関連記事:華麗にスルー 人の話を真に受けないで受け流すと少し楽に生きていける。

まとめ

人の話を素直に聞けるようになるのは容易ではありません。誰でも自分の考えを大切にしたいですから。

目的地までが遠いなら、一歩一歩進むことに集中してみればいいと思います。

とりあえず一晩寝るところまで辿り着く。この位の目標が最初は気楽でいいです。

人の話を聞いて良かったなと思える経験が増えてくれば、理性が感情を抑え込んでくれます。

いずれは人の話を素直に聞けるようになれるはずです。

以上、最後までありがとうございます。

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