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海外

マレーシア料理がめちゃくちゃ旨いので最強打線を組んでみた

マレーシア在住時にマレーシア料理が世界最強なんじゃないかと信じてやまない時期がありました。

住めば都的な感覚があったことは否めませんが、今でも現地に行けば行きつけの店があるくらいには好きなので、自分の中では相当なヒット料理であることは間違いありません。

ということで今回は、なぜマレーシア料理が世界最強だと思っていたのかの御託を並べつつ、思い出のマレーシア料理を紹介していきます。

最強打線と銘打っていますがもっと旨い料理はきっとある。異論は認める。そして、打順は考えてない。

マレーシアはルーツがさまざまな人が住む他民族国家

さっさとマレーシア料理の紹介をすべきなのでしょうが、なぜマレーシア料理さいきょーと思っていたのか少し能書きを垂れさせて欲しい。

私の海外生活は10年ちょっと。訪問した国は20弱。その中でもマレーシアは長く拠点にしていた国なので思い入れがあるのは間違いないですが、私なりの考察があります。

色々な文化が混ざる、いわゆる他民族国家の料理って旨いです。

それぞれのルーツの料理が本場並みに旨いから。

ルーツの数だけ種類が豊富になるから。

他の食文化や風土の影響を受けて独自進化を遂げるから。

飯は旨けりゃ旨いほど良いというのは万国共通で、元々旨い料理をさらに旨くする為のヒントがそこら中に転がっているのが他民族国家の特徴なのかなと思うのです。

今でこそ国境を越えることは簡単になりましたが、昔は行こうと思っていけるもんでもなく、他の国の料理や食材を取り入れるのは容易ではなかったはず。

早い段階から間近で観測できる他民族国家では料理が発展しやすかったのかもしれません。

で、マレーシアはまさに他民族国家の一つで、主にマレー系、中華系、インド系の人々が暮らす国です。なので、マレーシア料理も多種多様。

本場の味はもちろんのこと、その土地の食材を取り入れたり他の食文化に因んだ調理法を取り入れたりして、元々のルーツの食文化にはなかった料理が存在します。

結果、マレーシア料理と一口で言っても味も見た目も自由自在、捉えどころのない料理になのです。

料理の好みは人それぞれ。それでも、広く多くの人の心を掴む可能性をマレーシア料理は秘めているかもしれません。

好きなマレーシア料理

ということで、私が当時食べに食べ、今なお恋しくなる料理たちを紹介していきます。

料理の紹介をすることはおろか、ブログなんてやるとも思っていなかったので写真は一枚もないのが非常に残念でならないです、、、

なお、フリガナについては、現地の人から教わった際に私がそう聞こえたというだけで誤りがあるかもしれません。

Nasi lemak(ナシレマ)

ココナッツミルクで炊いたご飯に様々なおかずを一皿に盛った料理です。

ゆで卵、キュウリ、小魚揚げ、サンバルを添えるのみというシンプルなものから、鶏肉や海鮮の炒め物を添えたボリューミーなものなど組み合わせは自由自在、マレーシアの国民食と言われることがあるくらい非常にポピュラーな料理です。

一般的には朝食として食べられることが多いと言われていますが、一緒に盛り付けるおかずによっては昼食や夕食でも普通に食べます。

ちなみに、「サンバル」とはマレーシア料理には欠かせない薬味の一つで、唐辛子、エビ、ライムなどを合わせてすり潰したものです。

地域や家庭ごとにトマトやフルーツを加えるなど独自のレシピがあり、マレーシアの代表的な薬味だと言えます。

Nasi lemakだけでなく、これから紹介する料理と一緒に添えられることもしばしば。私自身はほぼ全ての料理に加えたことがあるくらいです。本当に何にでも合います。

Nasi goreng(ナシゴレン)

ご存知の方も多いであろうマレーシア料理の定番。一口で言えばマレーシア風チャーハンです。

甘口醤油、塩、砂糖、フィッシュソース、フライドガーリックチップ、唐辛子などを使った甘辛い味付けが特徴で、サンバルとの相性が抜群。凄まじい中毒性があります。

目玉焼き、トマト、マレーシア風ピクルスなどを添えるのが一般的です。

日本と同じくNasi goreng basah(あんかけチャーハン)など派生系の料理を出しているお店もあります。(派生系の場合はあっさりになるとか風合いが変わります。)

Mee goreng(ミーゴレン)

こちらもマレーシア料理ド定番のマレーシア風焼きそばです。

店によるかもしれませんが、味付けはNasi gorengとほとんど同じで、魚介類や野菜、卵などと一緒に炒めます。

主役が麺だからなのか、Nasi goreng以上の中毒性があり、気づくととんでもない量を食べていたことがよくありました。

なんなんですかね。あの甘辛しょっぱい味が忘れられないんですよ。

Laksa(ラクサ)

スパイシーなスープで食べる麺料理。

麺はビーフン、スープはココナッツカレーを使用することが主流で、鶏肉、エビ、ゆで卵、パクチーなどが添えられることが多いです。

辛い中にも旨みがしっかり詰まったスープがビーフにいい感じに染み込むことで、ココナッツカレー好きを唸らせることができる一品じゃないかと思っています。

すだちを絞るとスパイスの効いたスープにさっぱり感をプラスしてくれるので、お好みで加えてみては如何でしょうか?

Roti canai(ロティチャナイ)

インドにルーツを持つRotiと呼ばれるクレープ状に薄く焼いたパンとカレーの料理です。

もちろんご飯とカレーのセットもありますが、個人的にはこのRotiと食べるカレーがおすすめです。

まず、インド系のお店のカレーが無茶苦茶美味しいですし種類が豊富です。オーソドックスなチキンカレー、野菜の旨みをこれでもかと詰め込んだカレー、ヨーグルトを使った爽やかなカレーなど、一度では食べきれない種類があります。

数種類のカレーを小鉢に取り分けてRotiに付ければ色々な味を同時に楽しめますし、薄く焼かれたRotiは口当たりが軽くカレーの味をしっかりと引き立ててくれます。

一枚あたりの量は多くはないので、軽め、しっかりめ、どちらにも対応可能。攻守に抜かりのない料理です。

Ikan bakar(イカンバカール)

魚一匹をまるまるバナナの葉で包んで炭火焼きした料理です。

バナナの葉で包むことでほんのり甘い香りが加わり身はホクホクに。

濃厚甘口醤油、サンバル、すだちというマレーシア定番薬味たちが焼きたてのホクホク魚と相性最高。ご飯が無限に食えます。

マレーシアは海に面した場所が多く海鮮料理が豊富ですが、やはり素材の味を活かすことを大切にするのは国が変わっても同じなのでしょうか。マレーシアの定番料理の一つです。

地域によってはバナナの葉に包まず直接魚を炭火焼きします。新鮮な魚を豪快に焼く様を見ているだけで食欲そそります。

Hokkien mee(ホッケンミー)

福建省周辺にルーツを持つ華僑が始めたとされる麺料理です。

マレーシア、シンガポール、インドネシアで食べられていますが、国によって麺や味付けが変わります。

マレーシアでは主に弾力のある中太麺とエビ、豚肉、キャベツなどに濃厚甘口醤油やフィッシュソースを加えてラードで炒めます。

豚肉とエビの旨み、醤油やソースやラードの濃厚さのバランスがもう最高。ガッツリとした食べ応えがあります。

ちなみにペナンではエビの出汁を取ったスープで食すタイプで、また違った装いです。

Kolo mee(コロミー)

マレーシアの中でもSarawak州やSabah州で食べられることが多い中国ルーツの汁なし麺料理です。

これまで紹介してきた料理も地域によって違う味や見た目であることはよくあるのですが、Kolo meeに関してはお店単位で全く違うことがよくあります。

あるお店では、汁なし細麺に表面を軽く揚げた焼豚スライス、フライドエシャロット、フライドガーリックチップ、青ネギをトッピングして、玉ねぎとラードに塩ベースの味付けした特製あっさりソースをかけたKolo meeが提供されるし、

また別のお店では、汁なし中太麺にフライドガーリックのみをトッピングして、甘口醤油とフィッシュソースをベースにした特製濃厚ソースをかけたKolo mee。そして、豚ホルモンの入った塩味ベースのスープが提供されるなんてことも。

全部同じKolo meeなのに全然違う中身で全部旨い。興味が尽きない料理です。

Bak kut teh(バクテー)

漢字で「肉骨茶」と表記される豚肉料理。

ポークリブを八角、シナモン、クローブ、ニンニクなど数種類のハーブやスパイスで煮込んだもので、元々は中華系の肉体労働者の為に作られたとされる薬膳料理でした。

醤油を使っているので見た目は黒っぽいし、豚肉がたくさん入っているし、こってり?という印象を受けますが、ハーブやスパイスが効いたスープはとてもあっさりしていて幾らでも食べられます。

お店によってハーブやスパイスの配合が違ったり、豚肉だけだったり、野菜や油揚げが入っていたりするので、ハシゴ酒ならぬハシゴバクテーをしてみるのもいいかもしれません。

マレーシア料理は本当に多種多様で、他にもまだまだ旨い料理があるのですが紹介しきるのはちょっと難しい。というか、私が知らない食べたことない料理はいくらでもありますし。

旅行や出張などマレーシアを訪れる機会があればマレーシア料理の探索に出かけてみるのも面白いんじゃないかなーと思います。

以上、最後までありがとうございます。

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