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仕事

黙ってやるよりやってる感を出す方が職場のモチベーションは上がるかもしれない

自分をどのように見せるかは、少なくとも仕事においては重要です。

「人知れず努力をする」「不言実行」なんかは、その内の一つじゃないかと思います。

寡黙でクールなイメージがあるのでカッコいいです。

けれども、案外使い所が難しい。案件進行中とか発展途上中とか、「何やってんのかわかんない人」に見えてしまうかもしれません。

むしろ、やっていることを「やっている」と表明する方が周囲のモチベーションが上がるんじゃなかろうかと思う時の方が多い気がします。

ということで、ざっくり内容をまとめると、

  • やっていることは「やっている」と示した方が良い
  • やっていることをはっきり表明しないと、周囲は「何もやっていない人」へのストレス、自分は何もしていないわけではないのに謂れない評価、と精神衛生上好ましくない
  • やっていることの表明は必要業務や進捗の共有につながるので仕事上でも重要
  • 新入社員の時は「やってる感」を表明するくらいでも良いかもしれない
  • 新入社員の「やってる感」が上司や先輩のモチベーションにつながるかもしれない
  • 上司、先輩、新入社員である前に一人の人間同士、互いに尊重し合える環境になれば良いなぁと思う
  • 当然ですが、しっかり業務をこなしていることが前提です。本当にやっていない時はNGです。

やっていることは「やっている」と示した方が良い

自分の見せ方にも色々あって、「人知れず影で努力をする」という考え方もその一つです。

個人的に武士道精神というか奥ゆかしさというか古き良き精神性を感じるのでカッコイイなぁと思います。

ただ、こういう姿勢で仕事に臨むには結構な茨の道を乗り越える必要があります。

理由はシンプルで、客観的に認識できる成果がないと何もやっていない人というレッテルを貼られる可能性大だから。

最初から成果が約束された人なんて滅多にいないでしょう。っていうか多分いません。

しかも、完全実力主義の特定分野を除いて自分一人だけで成果を叩き出せる仕事はなく、誰かと連携して仕事を遂行することが求められます。

やっていることが見えなきゃ、周囲の人にはストレスですし、かといって実際は自分が何もしていないわけでもない。温度差とか軋轢とか精神的消耗が激しく散々です。

要は、一般人からすると誰にでもできることではなく、マンガか何かと見紛うほどの圧倒的強者でなければなりません。だから、カッコよく見えるのかも、という話ではあるのですが。

なんにせよ、やっていることはやっていると示した方が一般的な会社では精神衛生上良かったりするわけです。

また、やっていることを表明することは精神的な話にとどまりません。進捗やどんな仕事が存在しているかを確認するという意味でも仕事において重要な意味を持ちます。

やっていることが曖昧ではスケジュール管理できませんし、もしかしたら誰かが怪我や病気で長期離脱する可能性だってあります。

会社としても誰が何をやっているかを把握することは重要な仕事の要素なのです。

当然、本来はマネジメント側が把握できる環境を構築しなければいけません。把握できていなければマネジメント側の失態です。

しかし、言っちゃなんですがマネジメント側だって人間なので大したことできません。ある程度各担当者が「今これをやっている」と表明するのも仕事を円滑に進めるには大切なことじゃないかなと思います。

最初のうちはやってる感を出したって構わない

特に新入社員の頃は、やっていることはちゃんと「やっている」と示した方が良いです。なんなら「やってる感」だって構わないと思います。

「やってる感」なんて言うと、サボりとか過剰な自己アピールと取られがちですが、そんなことないんじゃないかなぁと。

新入社員は上司や先輩と一緒に、ある程度完了できる見込みがある仕事、多少の躓きを想定した仕事など成長に重点を置いた仕事環境が多いでしょう。

上司や先輩は自分の通常業務と並行して後進教育にあたるので、時には自分の手を止めて対応する場面が出てきます。

もちろん、後進を育てるのも超大事な仕事の一つですから、適宜対応しなければいけません。

業務中断は全くストレスがないとは言いませんが、決して表面化させてはいけません。

「新入社員が何度も同じ質問をしてくる、、、」とか言うのは以ての外です。むしろ、わからないとはっきり言える社員はありがたい存在です。

これは大前提です。

けれども、上司や先輩だって人間です。感情があります。

やっているのかやっていないのかわからない新入社員ならば、仕事とは虚しくなるかもしれませんし、愚痴の一つでも溢したくなるかもしれません。

逆にやっている姿をまざまざと見せてくれる新入社員がいてくれると、内心ウキウキで後進育成に励む上司や先輩がいるかもしれません。

論理的根拠のあるなしに関わらず感情が判断に影響を及ぼす話は他でも観測できます。

やる気がありそうだから新規案件任せてみるなんてのは感情論や経験則に頼った結論ですし、元気な挨拶を見ると第一印象が一生懸命な人になるのだって感情によるところが大きいです。

上司、先輩、新入社員である前に皆一人の人間です。それぞれを尊重する姿勢を持った方が健全なんじゃないか。

上司や先輩が新入社員への配慮を欠く真似は決して許されませんし、同時に新入社員も上司や先輩の人間らしさへの配慮はあってもいいんじゃないか。

そう思うのです。

もちろん、たかが仕事でそこまでする必要があるのか、上司や先輩とは立場も余裕も違う、というご指摘はご尤もです。

「やってる感」を出すことが配慮になるのかと言われれば、私個人のN=1の全く普遍的なものではありません。

そういう見せ方もある、N=1でも「やってる感」を出してくれることを配慮や意気と感じる人間がいる、くらいに受け取っていただければ幸いです。

言うまでもありませんが、これらはやるべきことをやっているからこそ成立します。

本当に何もやってなかったり、チームとしての成果を個人のもののように振る舞ったりするのは論外です。っていうか、バレます。

しっかりと任された業務をこなし、やっていることは「やっている」と表明して、働きやすい職場環境にできたらなぁと思います。

以上、最後までありがとうございます。

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