会社を作ってみてからというもの、ずーっと一人で仕事をしています。
誰でもできるけれど、めんどくさくて誰もやらない仕事ばかりしているからなのですが、時々よその仕事を見ていて凄いなぁとか、もっと楽に稼げないかなぁとか考えてしまうことがあります。
それ自体を否定するつもりはなくて、できれば効率よく簡単に収入を得たいと考えるのは人の性みたいなもんだと思っています。
しかし、どんな仕事だって決して楽して稼いでいるわけではないんですよね。当たり前の話ですが。
めんどくさいを避け、棚ぼたばかりを夢見ているような状態が続く時は、ちょっと自分に喝を入れるべき時なのかと思う次第です。
仕事のアイディアって無限大
ビジネスアイディアって本当に多種多様。
そんな仕事があるのか!?とか、ただただすげー、、、とか、私じゃ到底思いつかない着眼点や切り口のものに驚嘆と感嘆の嵐。
よしんばその発想に至ったとしても、私にやり切る能力や胆力があるわけもなく。まー世の中すごい人っていっぱいいるよねって話です。
じゃあ、どうやって私の会社は成り立っているかと言えば、人様がちょっと厄介と感じているけど、プロに頼むほどでもなく、かといって自分でやるのはめんどくさい、という中途半端なニーズに応えているからです。
つまりは、やろうと思えば自分でできる仕事を請け負っているだけなので、当然ながら単価は安いです。けれども一人会社で固定費もほとんど掛からないのでなんとかなっています。一般的に思い浮かべられるような経営者っぽい生活とは全く無縁ですがあたり前田のクラッカーです。
一つ断っておきたいのが、「『めんどくさい』にこそ起業チャンスがある」と言いたいわけではありません。
正直素晴らしいアイディアでもなんでもないですし、「せっかく起業したのに、これしかできないのもなぁ、、、」と情けなくなりますし、できることなら私も「めんどくさい」を避けて生きていきたいと思う時もあります。
でも、「めんどくさい」のおかげで、今のところはやっていけている現実がありますし、そういう選択肢が存在しているのも事実です。起業にも色々な形があるのかなと思います。
なんにしたって仕事にめんどくさいは付きものじゃないか?
才能豊かな人たちを見て羨ましいなぁと思うこと正直あります。才能がなければ頑張っても結果が出ない場面はありますし、誰しもが驚くようなアイディアを次々と創出していけるものではありませんから。
でも、才能豊かな人は頑張らなくても結果が出るというわけではありませんし、才能がある人同士の戦いも存在していて、そこでは泥臭く地道な作業が繰り広げられているはずです。もちろん、かなり高次元な地道さだとは思いますが。
すぐ結果に反映されるものではない行動とか、泥臭い地道な作業とか、ついつい私はめんどくさいと感じがちなのですが、それが目的の為に必要かだけを考えている人もいます。目的達成に必要なら、めんどくさいと考える意味がないという感じの。
この辺り私にはできないなぁと思います。ですから、それなりのことしかできないのは仕方ないだろうと納得しています。
ただ、あれこれ考えてみても、仕事において地道な作業は避けては通れない、それがどんな凄い人でも凡人でも同じでしょう。めんどくさいと思っていてもいいから、しっかりやるという姿勢を崩してはいけないなと思っています。
これからも、めんどくさいことをやっていく
ついつい楽して稼ぎたいという気持ちが見え隠れする時、たまにあります。
棚ぼたを期待してみたり、特段勉強や準備をしているわけでもないのに新しいビジネスアイディアが降ってこないかと考えてみたり、控えめに言ってクソ野郎です。
そんなどうしようもないことを考えているうちは、どうしようもないことしかできません。今のところ何とかなっているという現実も揺らいでしまうでしょう。
めんどくさいと思うのは自由です。むしろ普通だとすら思っています。ただ、めんどくさいから逃げて妄想に浸っている暇があるなら、めんどくさいに真っ向からぶつかっていくべきと自分を戒める必要はあります。
めんどくさい仕事しかできないのなら、なおのことやるしかないじゃないかと思う次第です。
以上、最後までありがとうございます。